PXI電子負荷モジュールは、設計検証、特性評価、製造テスト用に最適化されたコンパクトなフォームファクタで、DC電源をシンクする電子負荷機能と高確度な測定機能を提供します。
最大300 Wの電力をPXI電子負荷モジュールにシンクして、最大1.8 MS/sのレートで電圧および電流の測定値を収集し、さまざまな電子デバイスをテストできます。業界初のPXI電子負荷モジュールには、最大100 kS/sのアップデートレートを達成する高速データ変換器も搭載されています。
PXI電子負荷モジュールで電圧または電流を測定する場合、複数の測定範囲から選択できます。測定の振幅に最適な範囲を選択し、ADC範囲を最適化することで、測定の確度を向上させることができます。
PXI電子負荷モジュールの過渡応答をデジタル制御することで、安定性を最大限に高め、オーバーシュートを低減し、テスト時間を短縮できます。PXI電子負荷モジュール、電源、ソースメジャーユニット (SMU) の特許技術であるNIカスタム過渡応答により、カスタム回路の必要性が排除されます。
ハードウェアタイミングで動作する確定的なシーケンスとトリガを使用すれば、CPUの介入なしで計測器がコマンドを自動実行できるため、ソフトウェア制御によるオーバーヘッドを取り除いて、テスト実行時間を短縮できます。
リモートセンスでは、高インピーダンスのセンスラインのペアを使用して検査対象デバイス (DUT) の電圧を測定し、DUTとPXI電子負荷モジュールの間の電圧降下を補償します。内蔵の出力切断リレーを使用して、プログラムによってPXI電子負荷モジュールをDUTから絶縁することもできます。
NI InstrumentStudio™ソフトウェアの無料版で対話式フロントパネルを使用して、PXI電子負荷を即座に制御できます。InstrumentStudioはさまざまなNI PXI計測器をサポートしており、複数の計測器の構成、データの保存、構成のエクスポートをインタラクティブ的に行うことが可能です。