電力の検証とファームウェアに関わるエンジニアは、さまざまな動作状態 (スリープ、アイドル、送信など) を対象として消費電力を特性評価し、検証する必要があります。自動化されたテストアプローチに投資することによって、手動による手順を回避し、再現性を向上させることができます。 主な要件として、以下のものがあります。
最小限の電力で動作するスリープ状態から過渡突入電流まで拡張できる計測機能
すべての電源レールとサブシステムを対象とした消費電力を検証し確認するための十分な計測ポイント
よく使用する解析ツールで処理できるデータロギング形式とファイル形式
ファームウェアビルドから頻繁に (場合によっては毎日) 発生するテスト要求を管理するワークフロー
FlexLoggerTMアプリケーションソフトウェア。チャンネル構成の管理、リアルタイムUIを使用したデータロギング、およびアラーム処理を行うことができます。また、プログラミングせずにデータをExcelにエクスポートすることもできます
PXIe-4309 32チャンネルアナログ入力モジュールを備えたPXIシステムハードウェア。高速電圧測定や可変分解能 (シャント抵抗を利用した電流測定) に使用します
NI-9220電圧入力モジュールを備えたCompactDAQシステム。USBやイーサネット経由でPCと接続する低コストシステムに向いています
外部アプリケーション (LabVIEWやPythonなど) とのインタフェース接続。データロギングのリモート制御に必要です
ターンキー方式の自動化システムで、ファームウェアビルドごとにテスト時間を短縮できます
.csvや.tdmsなどのオープンなデータ形式に対応しており、データ管理が向上します
モジュール式ハードウェアにより、コスト、性能、および将来の拡張に合わせてシステムを最適化します
COTSハードウェアを使用することで、グローバルに使用可能なマルチレベルのキャリブレーション補正が行われ、テストの再現性と品質における信頼度が向上します
NIでは、アプリケーション固有の要件に合わせてカスタマイズされた、様々なソリューション統合オプションを提供しています。社内で統合チームを組織してシステムを完全に統括することも、NIと世界各地のNIパートナーネットワークの専門技術を活用したターンキーソリューションをご利用いただくことも可能です。
NIパートナーネットワークは、ドメイン、アプリケーション、および全体的なテスト開発エキスパートがNIと緊密に連携してエンジニアリングコミュニティのニーズを満たすグローバルコミュニティです。NIパートナーは、信頼できるソリューションプロバイダ、システムインテグレータ、コンサルタント、製品開発者、幅広い産業やアプリケーション分野に精通したサービスおよび販売チャネルの専門家です。
NIは、トレーニング、技術サポート、コンサルティングと統合サービス、メンテナンスプログラムによって、アプリケーションのライフサイクル全体を通してお客様との緊密な関係を築きます。お客様のチームは、NIの地域別ユーザグループに参加することで新たなスキルを発見でき、オンライントレーニングおよび対面型トレーニングで習熟度を高めることができます。