ATE基本コンフィギュレーションは、ラックベース自動テストシステムの設計、調達、組み立て、およびデプロイを効率化するために、NIによって設計および構築されたカスタマイズ可能なテストラックです。これらの構成可能なシステムは、標準化された機械構造、電源、安全関連のインフラにより、システム統合の手間とダウンタイムを削減します。
I/O、EMO配置、電源入力などの構成可能な制御インタフェースを使用してシステムをカスタマイズします。カスタムオプション、多様な電源構成、標準的な安全認証により、さまざまなサイトでのテストシステム要件を満たすことができます。
ATE基本コンフィギュレーションでは、AC/DC電源、3相配電、および最大36 kWの電力に対応する配電がラックの側面スペースに直接組み込まれています。電源があらかじめ統合されているため、統合および設計の時間を短縮できます。
ラック制御ユニットを使用すると、コストのかかるダウンタイムを回避しながら、テストシステムの信頼性と効率性を確保できます。システムの状態や健全性を監視、コンポーネントの温度を監視、起動およびシャットダウンのシーケンスを制御、ファンの速度を管理・監視するなどして、テストシステムの性能を確保します。
ATE基本コンフィギュレーションには3つのサイズがあります。15Uは上部構成のDUT用に設計され、38Uと44Uは設置面積を最大化するように設計されています。電源とその他の共通コンポーネントがサイドスペースに統合されているため、ラックのUスペースを最大限に活用して計測を行います。
これらのシステムは保守性を念頭に置いて設計されており、計測器に簡単にアクセスできるようにラック側面にスイングアウトパネルが取り付けられているため、メンテナンスの手間を軽減し、ダウンタイムを短縮します。NIが設計・製造を手がけることで、ラックから計測器までのすべてのコンポーネントをワンストップで安心してお任せください。
ATE基本コンフィギュレーションが、19インチラックに収納できるハードウェア:
SLSC (Switch Load and Signal Conditioning) ハードウェアは接続機能を標準化した、信号調節、欠陥生成、その他のテストニーズに対するモジュール式アプローチを提供します。
ハードウェアをご購入いただくと、以下のサービスが提供されます。
NIではこの他にも、稼働時間の向上と保守コストの削減につながるハードウェアサービスをサービスプログラムの一環として提供しています。