NI ATE基本コンションは?

38UのATE基本コンフィギュレーションにはCompactRIOとPXIシステムが搭載されています。ラックの側面にモニタが取り付けられています。

ATE基本コンフィギュレーションは、ラックベース自動テストシステムの設計、調達、組み立て、およびデプロイを効率化するために、NIによって設計および構築されたカスタマイズ可能なテストラックです。これらの構成可能なシステムは、標準化された機械構造、電源、安全関連のインフラにより、システム統合の手間とダウンタイムを削減します。

お客様ニーズ合わせシステム

3つのATE基本コンフィギュレーションサイズ (15U、38U、44U) すべてを含むLab環境。各ラックにはモニタが含まれており、PXIおよびCompactRIOシステムなどのさまざまな計測器が搭載されています。

I/O、EMO配置、電源入力などの構成可能な制御インタフェースを使用してシステムをカスタマイズします。カスタムオプション、多様な電源構成、標準的な安全認証により、さまざまなサイトでのテストシステム要件を満たすことができます。

電源コンポーネント標準化

38U ATE基本コンフィギュレーション (サイドパネルとフロントドアを取り外した状態)。ラックのこの側面スペースには、統合電源コンポーネント、RCUなどが配置されています。

ATE基本コンフィギュレーションでは、AC/DC電源、3相配電、および最大36 kWの電力に対応する配電がラックの側面スペースに直接組み込まれています。電源があらかじめ統合されているため、統合および設計の時間を短縮できます。

テストシステム健全性監視

システム内のラック制御ユニットをハイライトするためにサイドパネルを取り外した15U ATE基本コンフィギュレーション。

ラック制御ユニットを使用すると、コストのかかるダウンタイムを回避しながら、テストシステムの信頼性と効率性を確保できます。システムの状態や健全性を監視、コンポーネントの温度を監視、起動およびシャットダウンのシーケンスを制御、ファンの速度を管理・監視するなどして、テストシステムの性能を確保します。

テストスペース最適化

44U、38U、および15Uのラックサイズを含むATE基本コンフィギュレーションのファミリーショット。

ATE基本コンフィギュレーションには3つのサイズがあります。15Uは上部構成のDUT用に設計され、38Uと44Uは設置面積を最大化するように設計されています。電源とその他の共通コンポーネントがサイドスペースに統合されているため、ラックのUスペースを最大限に活用して計測を行います。

計測利用

ATE基本コンフィギュレーションに組み込まれたPXIシステムのクローズアップ画像。

これらのシステムは保守性を念頭に置いて設計されており、計測器に簡単にアクセスできるようにラック側面にスイングアウトパネルが取り付けられているため、メンテナンスの手間を軽減し、ダウンタイムを短縮します。NIが設計・製造を手がけることで、ラックから計測器までのすべてのコンポーネントをワンストップで安心してお任せください。

NI ATE基本コンション対応するハードウェアは?

ATE基本コンフィギュレーションが、19インチラックに収納できるハードウェア:

PXI

PXI高性能モジュール式計測器は、テスト/計測アプリケーションに適した、専用の同期機能とソフトウェア機能を提供します。 

CompactRIOは、監視/制御アプリケーションに適した、高性能処理、センサに特化した信号調節付きI/O、統合型ソフトウェアツールチェーンを提供します。

SLSC (Switch Load and Signal Conditioning) ハードウェアは接続機能を標準化した、信号調節、欠陥生成、その他のテストニーズに対するモジュール式アプローチを提供します。

ハードウェアサービスオプション

ハードウェアをご購入いただくと、以下のサービスが提供されます。

  • 基本的な修理とキャリブレーションに対する1年保証
  • 基本的な機能テスト
  • 技術サポート

NIではこの他にも、稼働時間の向上と保守コストの削減につながるハードウェアサービスをサービスプログラムの一環として提供しています。

 

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