NIは、地域ごとに定められた電気電子機器の廃棄や電池のリサイクルに関する指令など、販売製品の回収について世界各地の要件を満たしています。NIは、各地域の法規制を注意深くモニタリングしながらこの分野で急速に進む法規制に対応し、グローバル回収プログラムを通じて関連法規を遵守しています。
NIグローバル回収プログラムを通じて、NIはハードウェア製品の全回収コストを負担し、適切な製品リサイクルを実施しています。このサービスによって、ごみ埋め立て地や処分場の負担を軽減し、環境にとって安全な製品廃棄ソリューションを実現しています。 リサイクルの詳細については、recycling@ni.comまでEメールにてお問い合わせください (英語)。
欧州議会と欧州理事会は2012年、電気電子機器廃棄物 (WEEE) に関する改正指令 (2012/19/EU) を採択し、廃棄物の再利用、リサイクル、回収を促しています。この指令は、電気電子機器製品の寿命期間を通じて係わるすべての関係者、とりわけ廃棄機器を扱う関係者の環境パフォーマンスを向上させることが目的です。
加盟各国は、2014年2月14日までに法令を採択するよう求められていました。この規制に該当するのは、2005年以降EU域内市場にあるすべての電気電子機器です。WEEE指令に従って、該当製品は10のカテゴリに分類されます。NI製品は、カテゴリ9の監視・制御機器です。NIは、ヨーロッパにある海外営業所および子会社と積極的に協力しており、各地域で法令が採択され次第、当該規制に完全に準拠します。
欧州議会および欧州理事会は、環境への影響を軽減し、リサイクルを促進する目的で、電池および蓄電池、ならびに廃電池および廃蓄電池に関する指令 (2006/66/EC) を採択しました。
加盟各国は、2008年9月26日までに法令として採択するよう求められていました。NIは、ヨーロッパにある海外営業所および子会社と積極的に協力しており、各地域で法令が採択され次第、当該規制に完全に準拠します。この指令によって、鉛、カドミウム、水銀を含有する電池類のラベル表示、登録、リサイクル、使用制限が義務化されます。
電池類のラベルには、X印をした車輪付きごみ箱 (crossed-out wheelie bin) が表示され、バッテリー容量が記載されます。また、規制値を超える量の鉛、カドミウム、水銀を含有する場合は、化学記号も記載されます。 この記号は、製品に使用される電池が一般廃棄物と区別して処分されるべきであることを示します。NI製品で主に使われているのはコイン型電池です。メモリ保持に必要な連続的電力供給に使われます。これらのコイン型電池は、機器内部への組み込みまたは埋め込み式のため、製品寿命の全期間中、その機能が持続するよう作られています。WEEE指令に従って、機器を処分する段階でこれらの電池を分離することが必要です。
一部のNI製品には、やはり電力を連続供給するための取り外し可能な鉛酸電池やアルカリ電池が付属しています。これらを安全に取り外す方法については、製品のユーザマニュアルをご確認ください。
NIは、適切な回収とリサイクルが行われるよう、回収/リサイクル計画に参加しています。NIは、EU域内のお客様が所定の回収/リサイクルシステムを利用して電池類を正しく処分することを要望しています。
電池類を適切に処分することによって、環境への影響と人体への健康被害を減らすことができます。電池含有物質による人体や環境への潜在的な有害性については、米国環境保護庁または米国国立労働安全衛生研究所の各Webサイトでご確認ください。
インド政府の環境・森林省は2011年、『電気電子機器廃棄物管理と取り扱いに係る規則』を制定し、これらの廃棄物の再利用、リサイクル、および回収を促しています。この規則は、電気電子機器製品の寿命期間を通じて係わるすべての関係者、とりわけ廃棄機器を扱う関係者の環境パフォーマンスを向上させることが目的です。