NI-XNET 2023 Q1 Readme

2023年1月

このファイルには、NI-XNET 2023 Q1のインストール手順と互換性情報が記載されています。

リリース情報の詳細は、ni.comを参照してください。


概要

サポートされているオペレーティングシステム

アプリケーションソフトウェアのサポート

インストール手順

LabVIEW互換性ポリシー (改訂版)

製品のセキュリティおよび重要な更新

新機能

サポートされているハードウェア

ドキュメントにアクセスする

サンプルを検索する方法

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 11で使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

NI、Phar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了


概要

NI-XNETは、USB、PXI、PCI、NI CompactDAQ、およびNI CompactRIOを含むさまざまなプラットフォームで、車載イーサネット、CAN、LIN、およびFlexRayデータを読み書きするための共通で使いやすい機能を備えたNI計測器ドライバです。

サポートされているオペレーティングシステム

NI-XNET 2023 Q1は、以下のオペレーティングシステムをサポートしています。

  • Windows 11
  • Windows 10
  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • NI Linux® Real-Time

メモ  NI-XNETは、32ビットのWindowsオペレーティングシステムのサポートを終了しました。Microsoft Windows OSサポートの詳細については、「サポートされていないWindowsオペレーティングシステム」を参照してください。

アプリケーションソフトウェアのサポート

NI-XNET 2023 Q1では、以下のバージョンのアプリケーションソフトウェア (サービスパックを含む) がサポートされています。NIアプリケーションソフトウェアを使用していない場合は、「Microsoft Visual Studioサポート」を参照してください。

アプリケーションソフトウェア NI-XNET 2023 Q1でサポートされているバージョン
LabVIEW 2020、2020 SP1、2021、2021 SP1、2022 Q3、2023 Q1
LabVIEW Real-Time (RT) 2020、2021、2022 Q3、2023 Q1
LabWindows™/CVI™ 2017以降

LabVIEW NXGは、この製品でサポートされなくなりました。LabVIEW NXGのライフサイクルスケジュールおよびドライババージョンのサポートの詳細については、ni.comでLabVIEW NXGを参照してください。

Microsoft Visual Studioのサポート

NI-XNET .NETクラスライブラリを使用する場合は、.NET Framework 4.0以上が必要です。NI-XNET 2023 Q1 .NETクラスライブラリは、.NET Framework 4.0または .NET Framework 4.5をターゲットにできる任意のVisual StudioバージョンでVisual C#またはVisual Basic .NETと組み合わせて使用することができます。

.NET APIを使用するには、NIデバイスドライバの他に.NETクラスライブラリまたは.NETラッパーをインストールする必要があります。.NET Frameworkのさまざまなバージョンでサポートされているドライバ、およびそれぞれのインストーラファイルのダウンロード場所については、「.NET Resources for NI Hardware and Software」を参照してください。

インストール手順

ni.com/downloadsからNI-XNETのインストーラをダウンロードします。NIソフトウェアには、インストールを処理するためのNI パッケージマネージャが含まれています。パッケージマネージャを使用してNIソフトウェアをインストール、削除、およびアップグレードする方法については、『NI パッケージマネージャマニュアル』を参照してください。

ソフトウェアをインストールしたら、アクティブ化する必要があります。ソフトウェアをアクティブ化すると、NIアカウントに関連付けられているライセンスが確認され、ソフトウェアを使用できるようになります。アクティブ化する方法は、ソフトウェアおよびその購入方法に応じてさまざまなオプションがあります。アクティブ化する方法の詳細については、ni.com/activateを参照してください。

LabVIEW互換性ポリシー (改訂版)

「NI-XNETサポート - LabVIEW用」は、LabVIEW 2023以降でNI-XNETを使用しているアプリケーションをサポートします。すでにLabVIEW 2023以降がインストールされているコンピュータのLVAddonsディレクトリにNI-XNETをインストールする場合は、このパッケージを使用することをお勧めします。

LVAddonsディレクトリの場所: C:\Program Files\NI\LVAddons

製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または購読する方法については、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新については、「NIソフトウェアで利用できる​重要なアップデートおよびセキュリティアップデート」を参照してください。

新機能

  • LabVIEW 2023 Q1サポートの追加

サポートされているハードウェア

各ハードウェアデバイスのドライバ、デスクトップオペレーティングシステム、およびリアルタイムオペレーティングシステムのサポートについては、「NIハードウェアとオペレーティングシステムの互換性」を参照してください。

ご使用のデバイス情報を表示する方法:

  • ドロップダウンリストでハードウェアモデルを選択して、そのデバイスの互換性情報を表示します。
  • ドロップダウンリストにハードウェアモデル番号を入力して、使用可能なデバイスのリストをフィルタリングします。

メモ: 一部の互換性情報は、「NIハードウェアとオペレーティングシステムの互換性」ページに添付されているアーカイブでのみ入手できる場合があります。過去のドライバとOSのサポート情報については、関連するドライバの該当バージョンのReadmeを参照してください。

その他のハードウェアサポート情報

NI-XNET 2023 Q1でサポートされているハードウェアモデルは、次のとおりです。

  • USB-8501低速/フォールトトレラント、USB CANインタフェースデバイス
  • USB-8502高速/フォールトトレラント、FD USB CANインタフェースデバイス
  • USB-8506 USB LINインタフェースデバイス
  • PCI-8511低速/フォールトトレラント、CANインタフェースデバイス
  • PCI-8512高速/FD CANインタフェースデバイス
  • PCI-8513ソフトウェア選択可能/FD CANインタフェースデバイス
  • PCI-8516 PCI LINインタフェースデバイス
  • PCI-8517 FlexRayインタフェースデバイス
  • PCIe-8510 車両マルチプロトコルインタフェースデバイス
  • PXI-8511低速/フォールトトレラント、PXI CANインタフェースモジュール
  • PXI-8512高速フレキシブルデータレートPXI CANインタフェースモジュール
  • PXI-8513ソフトウェア選択可能/PXI CANインタフェースモジュール
  • PXI-8516 PXI LINインタフェースモジュール
  • PXI-8517 PXI FlexRayインタフェースモジュール
  • PXIe-8510 PXI車両マルチプロトコルインタフェースモジュール
  • PXIe-8521 100BASE-T1 PXI自動車用Ehternetインタフェースモジュール
  • PXIe-8522 1000BASE-T1 PXI自動車用Ehternetインタフェースモジュール
  • PXIe-8523 100/1000BASE-T1 PXI自動車用Ehternetインタフェースモジュール
  • PXIe-8623 100BASE-TX/1000BASE-T PXI自動車用Ehternetインタフェースモジュール
  • TRC-8542 CAN HS/FDトランシーバケーブル
  • TRC-8543 CAN HS/FDまたはLS/FTトランシーバケーブル
  • TRC-8546 LINトランシーバケーブル

Cシリーズモジュール:

  • NI 9860 Cシリーズ車両マルチプロトコルインタフェースモジュール
  • NI 9861低速/フォールトトレラントCシリーズCANインタフェースモジュール
  • NI 9862高速フレキシブルデータレートCシリーズCANインタフェースモジュール
  • NI 9866 CシリーズLINインタフェースモジュール

XNET Cシリーズモジュールでサポートされているプラットフォーム:

  • CompactDAQ―以下の製品にはNI-DAQmx 17.1以降が必要です。
    • USBシャーシ: cDAQ-9171、cDAQ-9174、cDAQ-9178、およびcDAQ-9179
    • イーサネットシャーシ: cDAQ-9181、cDAQ-9184、およびcDAQ-9188
    • ワイヤレスシャーシ: cDAQ-9191
    • cDAQコントローラ: cDAQ-9138 (Windowsのみ) およびcDAQ-9139 (Windowsのみ)
    • cDAQコントローラ: cDAQ-9132 (WindowsおよびRT) およびcDAQ-9134 (WindowsおよびRT)
    • cDAQコントローラ: cDAQ-9133 (WindowsおよびRT) およびcDAQ-9135 (WindowsおよびRT)
    • cDAQコントローラ: cDAQ-9136 (WindowsおよびRT) およびcDAQ-9137 (WindowsおよびRT)
    • イーサネットシャーシ: cDAQ-9185およびcDAQ-9189
  • CompactRIO―以下のターゲットには、CompactRIO 20.0 (またはそれ以上) およびLabVIEW 2017 (またはそれ以上) が必要です。
    • 統合型CompactRIO Real-Timeコントローラ: cRIO-906x、およびcRIO-903x
    • Single-Board RIO: sbRIO-9627、sbRIO-9607
    • CompactRIO Real-Timeコントローラ: cRIO-9032、cRIO-9037
    • CompactRIO Real-Timeコントローラ: cRIO-9035 (Sync)、cRIO-9039 (Sync)
    • cRIO-903xまたはcRIO-906xを使用する場合は、プロジェクト内のNI 986xにビットストリームは必要ありません
    • cRIO-903x、cRIO-906x、またはsbRIO-96x7を使用する場合、「その他」のプログラミング環境でのインストールはサポートされていません
    • CompactRIO Real-Timeコントローラ: cRIO-9040、cRIO-9042、cRIO-9043、cRIO-9045、cRIO-9046、cRIO-9047、cRIO-9048、およびcRIO-9049
    • cRIO-904xを使用する場合、NI 986xモジュールは、リアルタイムモードでのみ使用でき、ビットストリームは必要ありません
  • CompactRIO―以下のターゲットには、CompactRIO 20.0 (またはそれ以上) およびLabVIEW 2018 (またはそれ以上) が必要です。
    • CompactRIO Real-Timeコントローラ: cRIO-9053、cRIO-9054、cRIO-9056、およびcRIO-9057
    • cRIO-905xを使用する場合、NI 986xモジュールは、リアルタイムモードでのみ使用でき、ビットストリームは必要ありません
  • CompactRIO―以下のターゲットには、CompactRIO 20.0 (またはそれ以上) およびLabVIEW 2019 (またはそれ以上) が必要です。
    • Single-Board RIO: sbRIO-9603、sbRIO-9608、sbRIO-9609、sbRIO-9628、sbRIO-9629、sbRIO-9638
    • sbRIO-9603、sbRIO-9608、sbRIO-9609、sbRIO-9628、sbRIO-9629、またはsbRIO-9638を使用する場合、NI 986xモジュールは、リアルタイムモードでのみ使用可能であり、ビットストリームは必要ありません

メモ  NI-XNETソフトウェアは、NIの車載イーサネット、CAN、FlexRay、およびLINハードウェア製品のみをサポートしています。他社のCAN製品に関するソフトウェアの詳細については、該当製品に添付されているドキュメントを参照してください。

ドキュメントにアクセスする

NI-XNETの詳細については、『NI-XNETドキュメント』を参照してください。NI-XNETヘルプは、LabVIEWのヘルプメニューからアクセスできます。

サンプルを検索する方法

NI-SWITCH用のLabVIEWサンプルにアクセスするには、LabVIEWからヘルプ→サンプルを検索を選択して、NI サンプルファインダを起動します。

車載イーサネット、CAN、FlexRay、およびLINのサンプルは、サンプルファインダのハードウェア入力と出力に保存されています。

NI-XNET用LabVIEWサンプルは、National Instruments\LabVIEW\examples\nixnetに保存されています。LabVIEW 2023 Q1以降、サンプルはLVAddonsディレクトリ C:\Program Files\NI\LVAddons\ni-xnet\examples) に保存されています。サンプルVIは、アプリケーションに合わせて変更したり、自分が作成したVIにサンプルVIをコピーして貼り付けて使用することができます。

NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化することができます。

インストールしようとしているNI製品でMicrosoft .NET 4.6.2が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが開始する前にコンピュータの再起動が必要になることがあります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.6.2をインストールしてください。

NI製品のインストールの自動化の詳細については、『NI パッケージマネージャマニュアル』の「インストーラを自動化する」を参照してください。

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 11で使用する

Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 11で、以前のバージョンと比べて機能が大幅に変更されています。NIのWindows 11サポートの詳細については、「Microsoft Windows 11に対するNI製品の互換性」を参照してください。

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

NIのWindows 10サポートの詳細については、「Microsoft Windows 10に対するNI製品の互換性」を参照してください。

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

NI-XNETでのWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。この製品の2021年5月1日以降に出荷されるバージョンは、これらのOSにインストールできなかったり、正常に動作しない可能性があります。NI製品での各オペレーティングシステムのサポートについては、https://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。

NI、Phar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了

NIソフトウェアでのPhar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートは終了しました。NI-XNET 2022 Q3以降のバージョンは、このOSにインストールできなかったり、正常に動作しない可能性があります。Phar Lapとその代替品であるNI Linux Real-Timeのサポートの今後の予定については、ni.com/r/xf35k1を参照してください。NI Linux Real-Timeが稼働しているPXIコントローラでサポートされているハードウェアについては、ni.com/r/b7g5wiを参照してください。