2022年7月
このファイルには、NI-VISA 2022 Q3のインストール手順と互換性情報が記載されています。
リリース情報の詳細は、ni.comを参照してください。
NI、Phar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了
NI-VISAは、Virtual Instrument Software Architecture (VISA) に準拠したNI製品です。VISAは、GPIB、VXI、PXI、シリアル、イーサネット、およびUSBインタフェースを構成する計測システムを構成、プログラム、およびトラブルシューティングするための標準アーキテクチャです。
Windows用NI-VISA 2022 Q3は、以下のプラットフォームをサポートします。
このディストリビューションは上記のプラットフォームすべてを対象にしていますが、setup.exeを実行できるのはWindowsのみです。
各リリースでサポートされているオペレーティングシステムと、それぞれのオペレーティングシステムでサポートされている機能は、NI-VISA and OS CompatibilityおよびNI-VISA Features and OS Compatibilityで確認することができます。
メモ NI-VISAによるWindows Vista/XP/7/8.1、Windows Server 2003/2008/2012、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。NI-VISA 2022 Q3をサポートされていないOSにインストールしたり、その上で実行したりすることはできません。サポートされていないOSにNI-VISA 2022 Q3を使用しているアプリケーションをデプロイしたり、配布したりすることはできません。また、サポートされているOSのコンピュータにNI-VISA 2022 Q3をインストールした後は、サポートされていないOSコンピュータ用の、いかなるバージョンのLabVIEW、LabWindows™/CVI™、NI TestStand™、Measurement Studioの入ったインストーラも作成することはできません。
NI製品での各オペレーティングシステムのサポートについては、http://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。
NI-VISA 2022 Q3では、次のバージョンのアプリケーションソフトウェア (サービスパックを含む) がサポートされています。NIアプリケーションソフトウェアを使用していない場合は、「Microsoft Visual Studioサポート」を参照してください。
アプリケーションソフトウェア | NI-VISAでサポートされているバージョン |
---|---|
LabVIEW | 2019以降 |
LabWindows/CVI | 2019以降 |
Measurement Studio | 2019以降 |
IVI準拠NI-VISA .NETクラスライブラリを使用している場合、.NET 2 Framework (最低限) が必要です。NI-VISA .NETクラスライブラリを、.NET 4.0 Framework以降をターゲットにできる、任意のVisual StudioバージョンのVisual C#またはVisual Basic .NETプログラミング言語と使用できます。NI-VISA .NETクラスライブラリは32ビットまたは64ビットのアプリケーションで使用できます。
メモ: Measurement Studio VisaNS .NETクラスライブラリは廃止予定で、IVI準拠NI-VISA .NETクラスライブラリに取って代わられます。詳細については、新機能セクションを参照してください。
NI-VISAを含むすべてのLabVIEW製品は、LabVIEW 2019以降のプラットフォームメディアを使用してインストールすることができます。
追加のLabVIEWプラットフォームメディアのリクエスト方法には、ni.com/r/mediaを参照してください。
メモ
NI-VISA 2022 Q3をインストールする前に、NIはNI-VISA 2.0.1以前のバージョンをアンインストールすることを推奨します。
NI-VISAのアンインストール後、いくつかのDLLおよび実行形式ファイルがNI-VISAのディレクトリに残る場合があります。アンインストールのプロセスを完了するには、システムを再起動してください。
メモ: アンインストーラのアプリケーションは、いつ再起動が必要かを通知しません。NI-VISAを再インストールする場合は、アンインストーラを実行した後で必ずシステムを再起動してください。
すでにLabVIEW 2022以降がインストールされているコンピュータのLVAddonsディレクトリにNI-VISAをインストールする場合は、「NI-VISAサポート - LabVIEW用」パッケージを使用することをお勧めします。このパッケージは、LabVIEW 2022以降でNI-VISAを使用するアプリケーションをサポートします。
LVAddonsディレクトリの場所: C:\Program Files\NI\LVAddons
NI-VISAは、Agilent/HPのGPIBおよびVXIコントローラカードと一緒に動作できるようになりました。この機能を使用するには、MAXを起動し、ツール→NI-VISA→VISAオプションを選択し、パスポートタブを選び、NiVisaTulip.dllパスポートを有効にします。NI-VISAは、自動的にGPIBまたはVXIデバイスを検索して、アクセスします。ただし、NI-VISAはAgilent/HPのハードウェアを構成しません。Agilent/HPのI/O構成ユーティリティで構成を行ってください。
NIとAgilent/HPの両方のコントローラが同一のシステムにある場合は、カードをGPIB0とGPIB1などの別々のシステムアドレスで構成してください。両方の製造元のインタフェースアドレスが同じ場合は、NI-VISAは、viFindRsrcまたはVISA Find Resourceからエラーをレポートします。
(Windows 10以上) NI-VISAドライバウィザードを使用してINFファイルを生成した場合、Windows 10以上にINFファイルをインストールする前に、Windowsカタログ (.cat) ファイルを作成してデジタル署名を付ける必要があります。Windows 10以上で、.catファイルにデジタル署名する方法については、ni.com/r/infwin8を参照してください。
カタログファイルを作成して署名する方法の詳細については、ドライバー パッケージのテスト署名用のカタログ ファイルの作成を参照してください。
NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新については、ご利用可能なNIソフトウェアの重要な更新およびセキュリティ更新を参照してください。
LabVIEW 2022 Q3サポートを追加
NI-VISAの詳細については、『NI-VISAヘルプ』を参照してください。『NI-VISAヘルプ』には、LabVIEWでヘルプ→LabVIEWヘルプを選択することでアクセスできます。
LabVIEWからヘルプ→サンプルを検索を選択して、NI サンプルファインダを起動します。NI-VISA用のLabVIEWサンプルは、labview\examples\Instrument IO\VISAディレクトリに格納されています。サンプルVIを編集してアプリケーションで使用したり、1つまたは複数のサンプルVIのコードをコピーしてVIに貼り付けて使用したりできます。
コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化することができます。
インストールしようとしているNI製品でMicrosoft .NET 4.6.2が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが開始する前にマシンの再起動が必要になることがあります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.6.2をインストールしてください。
NI製品のインストールの自動化の詳細については、『NI パッケージマネージャマニュアル』の「インストーラを自動化する」を参照してください。
NIソフトウェアでのPhar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートは終了しました。この製品の2022年5月1日以降に出荷されるバージョンは、このOSにインストールできなかったり、正常に動作しない可能性があります。Phar Lapとその代替品であるNI Linux Real-Timeのサポートの今後の予定については、ni.com/r/xf35k1を参照してください。NI Linux Real-Timeが稼働しているPXIコントローラでサポートされているハードウェアについては、ni.com/r/b7g5wiを参照してください。
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