NI-DMM 2022 Q3 Readme

2022年7月

このファイルには、NI-DMM 2022 Q3のインストール手順と互換性情報が記載されています。

リリース情報の詳細は、ni.comを参照してください。

  • NI-DMMリリースノート: 既知の問題、前回のリリース以降に修正されたバグ、およびこのリリースに関するその他の注意事項
  • NI-DMMマニュアル: 新機能、動作の変更、およびその他のドキュメント

概要

システム要件

サポートされているオペレーティングシステム

アプリケーションソフトウェアのサポート

インストール手順

製品のセキュリティおよび重要な更新

IVI Compliance Packageの機能

サポートされているハードウェア

ドキュメントにアクセスする

サンプルを検索する

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

NIソフトウェアは、2022年にPhar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了

法的情報


概要

NI-DMMは、NIのすべてのプログラム可能デジタルマルチメータ (DMM) と通信するための計測器ドライバです。NI-DMMは、IVI (Interchangeable Virtual Instrument) に準拠した計測器ドライバで、DMMの機能を実行する操作とプロパティのセットを提供します。また、NI-DMMには、サンプルが含まれています。

システム要件

NI-DMM 2022 Q3のシステム要件は、次のとおりです。

最小システム要件

  • プロセッサ—2.53 GHz Intel Core 2 Duoプロセッサまたは同等のプロセッサ
  • RAM—1 GB、800 MHz DDR2 RAM
  • 1,024 x 768の画面解像度

推奨システム

  • プロセッサ—2.3 GHzクアッドコアIntel Core i7または同等のプロセッサ
  • RAM—4 GB、デュアルチャンネル1600 MHz DDR3 RAM

その他のシステム要件とLabVIEWでサポートされているオペレーティングシステムについては、『LabVIEW Readme』を参照してください。

サポートされているオペレーティングシステム

NI-DMM 2022 Q3は、次のオペレーティングシステムをサポートしています。

  • Windows 11
  • Windows 10
  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • NI Linux® Real-Time

メモ  Microsoft Windows OSサポートの詳細については、「サポートされていないWindowsオペレーティングシステム」を参照してください。

メモ  NI-DMMでのWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。NI-DMM 2022 Q3をサポートされていないOSにインストールしたり、サポートされていないOS上で実行したりすることはできません。サポートされていないOSに、NI-DMM 2022 Q3を使用しているアプリケーションをデプロイしたり、配布したりすることはできません。また、NI-DMM 2022 Q3がインストールされているコンピュータで作成されたインストーラは、NI-DMM 2022 Q3がサポートされていないOS上で実行されている、いかなるバージョンのLabVIEW、LabWindows™/CVI™、NI TestStand™、またはMeasurement Studioとも一緒に使用することはできません。

OSサポートの変更の詳細については、https://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。

アプリケーションソフトウェアのサポート

NI-DMM 2022 Q3では、次のバージョンのアプリケーションソフトウェア (サービスパックを含む) がサポートされています。NIアプリケーションソフトウェアを使用していない場合は、「Microsoft Visual Studioのサポート」を参照してください。

アプリケーションソフトウェアNI-DMMでサポートされているバージョン
LabVIEW 2019以降
LabVIEW Real-Timeモジュール 2019以降
LabWindows™/CVI™ 2017以降
LabWindows/CVI Real-Timeモジュール 2017以降

Microsoft Visual Studioのサポート

NI-DMM .NETクラスライブラリを使用している場合、.NET Framework 4.0以上が必要です。NI-DMM .NETクラスライブラリは、.NET Framework 4.0または.NET Framework 4.5をターゲットにできる任意のVisual StudioバージョンのVisual C#またはVisual Basic .NETプログラミング言語で使用できます。

.NET APIを使用するには、.NETクラスライブラリをインストールするために、NI-DMMインストーラで、NIデバイスドライバに加えて .NET Framework 4.0言語サポートまたは.NET Framework 4.5言語サポートパッケージを選択する必要があります。.NET Frameworkのさまざまなバージョンでサポートされているドライバ、およびそれぞれのインストーラファイルのダウンロード場所については、.NET Resources for NI Hardware and Softwareを参照してください。

インストール手順

NI パッケージマネージャを使用してNI-DMMをインストールしてください。これまでにNI ソフトウェアがインストールされていなければ、NI ソフトウェアをインストールするために、NI パッケージマネージャがNI-DMMによりインストールされます。NI パッケージマネージャは、ni.com/r/NIPMDownloadからダウンロードできます。NI パッケージマネージャを使用してNIソフトウェアをインストール、削除、およびアップグレードする方法については、『NI パッケージマネージャマニュアル』を参照してください。

  1. LabVIEWまたはLabWindows™/CVI™ などのADEをインストールします。
  2. ni.com/downloads/driversで「NI-DMM」を検索します。
  3. NI-DMM 2022 Q3をクリックして表示される画面で、ダウンロードボタンをクリックして、実行可能ファイル (.exe) ファイルをダウンロードして実行します。
  4. インストール画面の指示に従います。アクセス/セキュリティプロンプトが表示される場合があります。画面の指示に従って、インストールを完了します。
  5. インストールが完了したら、再起動するか、シャットダウンするか、後で再起動するかを尋ねるダイアログボックスが表示されるので、再起動を選択します。

メモ

  • Windows Updateが有効になっている場合、Windows UpdateがMicrosoft Visual C++ 2015 ランタイムのインストールと競合して、インストールプロセスが停止することがあります。この問題の詳細と解決法については、ni.com/r/exjq43を参照してください。
  • この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、同梱されているインストールメディアからこの製品をインストールできます。

LabVIEW互換性ポリシー (改訂版)

すでにLabVIEW 2022以降がインストールされているコンピュータのLVAddonsディレクトリにNI-DMMをインストールする場合は、「NI-DMMサポート - LabVIEW用」パッケージを使用することをお勧めします。このパッケージは、LabVIEW 2022以降でNI-DMMを使用するアプリケーションをサポートします。

WindowsのLVAddonsディレクトリの場所: C:\Program Files\NI\LVAddons

製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または購読する方法については、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新については、ご利用可能なNIソフトウェアの重要な更新およびセキュリティ更新を参照してください。

IVI Compliance Packageの機能

IVI Compliance Packageは、NI-DMMと一緒にインストールされなくなりました。NI-DMMでは、IVI構成とランタイムはサポートされますが、以下のIVIコンポーネントはインストールされなくなりました。

  • IVI間で移植交換可能なアプリケーションを開発するためのLabVIEWおよびCVI IVIクラスドライバAPI
  • IVIクラスシミュレーションドライバ
  • IVI-COMアダプタ

これらの機能を使用するには、ICPを別途インストールする必要があります。ICPは、Software Platform Bundleメディアに含まれています。スタンドアロンのWebディストリビューションは、ni.com/downloadsからダウンロードできます。

サポートされているハードウェア

各ハードウェアデバイスのドライバ、デスクトップオペレーティングシステム、およびリアルタイムオペレーティングシステムのサポートについては、「NIハードウェアとオペレーティングシステムの互換性」を参照してください。

ご使用のデバイス情報を表示する方法:

  • ドロップダウンリストでハードウェアモデルを選択して、そのデバイスの互換性情報を表示します。
  • ドロップダウンリストにハードウェアモデル番号を入力して、使用可能なデバイスのリストをフィルタリングします。

メモ: 一部の互換性情報は、「NIハードウェアとオペレーティングシステムの互換性」ページに添付されているアーカイブでのみ入手できる場合があります。過去のドライバとOSのサポート情報については、関連するドライバの該当バージョンのReadmeを参照してください。

ドキュメントにアクセスする

NI-DMMについては、『NI デジタルマルチメータヘルプ』を参照してください。『NI信号発生器ヘルプ』には、スタートすべてのプログラムNational Instruments →NI-DMMNI-DMMドキュメントからアクセスできます。

サンプルを検索する

インストールされているすべてのNI-DMMのサンプルには、スタートすべてのプログラムNational InstrumentsNI-DMMNI-DMMサンプルからアクセスできます。また、オンラインでni.com/examplesからもアクセスできます。

LabVIEWまたはLabWindows/CVIからヘルプサンプルを検索を選択してNI サンプルファインダを起動します。NI-DMM用のLabVIEWサンプルは、LabVIEW XXXX\examples\instr\niDMMディレクトリに保存されています。サンプルVIをアプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルVIのコードをコピーして、自分が作成したVIに貼り付けて使用したりできます。

NIサンプルファインダで、インストールされているすべてのLabVIEWサンプルVIおよびその説明を表示するには、2つの方法があります。

  • 変調のサンプルをタスク別に参照するには、参照タブが開かれた状態で、タスクオプションをクリックして、ハードウェア入力と出力モジュール式計測器NI–DMMを選択します。サンプルをディレクトリ構造で参照するには、instrniDMMを選択します。
  • インストールされているすべてのサンプルをキーワードで検索するには、検索タブをクリックします。たとえば、「DMM」で検索するとすべてのNI-DMMのサンプルが検索されます。

NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。

インストールしようとしているNI製品でMicrosoft .NET 4.6.2が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが開始する前にマシンの再起動が必要になることがあります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.6.2をインストールしてください。

NI製品のインストールの自動化の詳細については、『NI パッケージマネージャマニュアル』の「インストーラを自動化する」を参照してください。

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

NIのWindows 10サポートの詳細については、Microsoft Windows 10に対するNI製品の互換性を参照してください。

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

NI-DMMでのWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。この製品の2021年5月1日以降に出荷されるバージョンは、これらのOSにインストールできなかったり、正常に動作しない可能性があります。NI製品での各オペレーティングシステムのサポートについては、https://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。

NIソフトウェアは、2022年にPhar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了

NIソフトウェアは、2022年にPhar Lap ETS Real-Timeオペレーティングシステムのサポートを終了します。この製品の2022年5月1日以降に出荷されるバージョンは、このOSにインストールできなかったり、正常に動作しない可能性があります。Phar Lapとその代替品であるNI Linux Real-Timeのサポートの今後の予定については、ni.com/r/xf35k1を参照してください。NI Linux Real-Timeが稼働しているPXIコントローラでサポートされているハードウェアについては、ni.com/r/b7g5wiを参照してください。


法的情報

著作権

© 2007-2022 National Instruments Corporation. All rights reserved.

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エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項

エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。

  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>\Shared\MDF\Legal\licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法的情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

米国政府の権利の制限

米国政府の機関、部門、その他のエンティティ (以下、「政府」) の場合、このマニュアルに含まれている技術データの使用、複製、再製、開示、修正、公開、または転送は、民間機関の場合はFederal Acquisition Regulation 52.227-14、軍事機関の場合はDefense Federal Acquisition Regulation Supplement Section 252.227-7014および252.227-7015により制限されます。

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商標

NIの商標については、NI Trademarks and Logo Guidelines (ni.com/trademarks) を参照してください。本書に記載されているその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標又は商号です。

特許

NI製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 (ヘルプ→特許)、メディアに含まれているpatents.txtファイル、又はni.com/patentsからアクセスできる「NI特許情報」を参照してください。