DIAdem 2022 Q2リリースノート

2022年4月

このファイルには、DIAdem 2022 Q2のインストール手順と互換性情報が記載されています。

リリース情報の詳細は、ni.comを参照してください。

  • DIAdemリリースノート: 既知の問題、前回のリリース以降に修正されたバグ、およびこのリリースに関するその他の注意事項
  • DIAdemマニュアル新機能、動作の変更、およびその他のドキュメント

概要

システム要件

サポートされているオペレーティングシステム

インストール手順

DIAdem 2022 Q2の注意事項

今後のDIAdemのバージョンに関する注意事項

DIAdem 2022 Q2とDIAdem 2021 SP1の互換性について

製品のセキュリティおよび重要な更新

ヘルプにアクセスする

サンプルを検索する

NI製品のインストールを自動化する

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

法的情報


概要

DIAdemは、さまざまなソースからのデータを解析し、文書化するためのNIソフトウェアです。

システム要件

DIAdemを正しく動作させるためには、以下の最小要件を満たす必要があります。

ハードウェア

CPU x64互換プロセッサ、1.6 GHz以上
メモリサイズ 2 GB以上
ハードディスク空き容量 使用するOSにより、システムパーティションに最大6 GBの空き容量が必要
グラフィックカード 16ビット(High Color)以上、24ビットまたは32ビット(True Color)推奨
画面解像度 100%のスケーリングステップで1280 x 800以上

サポートされているオペレーティングシステム

  • Windows 11
  • Windows 10 (64ビット)
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016

メモサーバーオペレーティングシステムの自動評価には、DIAdemの代わりにSystemLinkモジュール解析自動化を使用することをお勧めします。

メモ WindowsのNまたはKNエディションではDIAdemは制限付きでのみ実行します。マルチメディアサポートが見つからないからです。マルチメディアサポートは、Microsoftから「メディア機能パック」をお求めになり、後にインストールすることができます。

管理

ファイアウォール ファイアウォールは、DIAdemのインストール中および起動中に以下の理由で警告を表示します。
usiregコンポーネントは、DataPluginのインストール時に実行されます。その後、ファイル内の検索やナビゲーションに使用するデータファインダが起動します。DIAdemの起動時には、DNSクエリにより、ライセンスをローカルで付与するかライセンスサーバーを使用するかが判定されます。

すべてのDIAdem機能を使用できるようにするには、リスト表示されているすべてのプログラムに対して「ブロックしない」を選択することをお勧めします。これは、DIAdemの評価版を使用する場合にも適用されます。詳細については、ni.com/infoでInfo Codeに「winxpsp2」と入力して参照してください。

Windowsのユーザ権限 DIAdemおよびそのコンポーネントは基本的に、Userまたはそれ以上の権限で、また既定のMicrosoft Windowsユーザアカウントで実行可能です。DIAdemは管理者権限でインストールしてください。
もし1台のコンピュータにバージョンが異なる複数のDIAdemがインストールされていても、アドミニストレータ権限でログインすればすべての機能を使用できます。

その他

  • 推奨:
    Adobe Reader (マニュアルの表示などで使用)
  • DIAdemは、Python 3.8 (64ビット) のベースパッケージをインストールします。DIAdemは、Pythonバージョン3.6、3.7、および3.9 (64ビット) もサポートします。

インストール手順

ni.com/downloadsからDIAdemインストーラをダウンロードします。NIソフトウェアには、インストールを処理するためのNI パッケージマネージャが含まれています。NI パッケージマネージャを使用してNIソフトウェアをインストール、削除、およびアップグレードする方法については、『NI パッケージマネージャヘルプ』を参照してください。

メモ
  • Windows Updateが有効になっている場合、Windows UpdateがMicrosoft Visual C++ 2015 ランタイムのインストールと競合して、インストールプロセスが停止することがあります。この問題を解決するための情報と手順については、 ni.com/r/exjq43をご覧ください。
  • この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、同梱されているインストールメディアからこの製品をインストールできます。
  • ソフトウェアに付属のシリアル番号を使用してDIAdemを有効にしてください。DIAdemのアクティブ化の詳細については、『NI License Managerヘルプ』を参照してください。

DIAdem 2022 Q2の注意事項

  • DIAdem 2019以降のバージョンでは、DIAdem VIEWのテストオブジェクトの3Dモデルへのカラーシェーディングまたは変形によるデータの投影はサポートされなくなりました。
  • DIAdem 2019をインストールした時点では、My DataFinderの64ビットバージョンが以前の32ビットインストールを置換します。My DataFinderの構成は、DIAdemバージョン2019以降で行われます。2019以降のDIAdemバージョンでは、Windowsタスクバーのトレイアイコンを使用してMy DataFinderを構成します。32ビットバージョンでのみ利用可能なC ++ データプラグインは、64ビットバージョンにアップグレードする必要があります。
  • DIAdem 2018以降、リモートコンピュータからMy DataFinderに接続できなくなりました。
  • DIAdem 2022 Q2のMyDataFinderでは、以前のDIAdemバージョンのインデックスファイルはすべて再生成する必要があります。この動作はDIAdem起動時に自動的に行われます。対象となるファイル数にもよりますが、インデックスファイルの構築には相当の時間を必要とします。
  • SystemLink解析自動化で使用するために書かれたスクリプトには、一定の制限があります。詳細については、ヘルプの 解析自動化、一般を参照してください。
  • DIAdemをアクティブ化する場合は、ni.comでNIユーザプロファイルを作成する必要があります。ユーザプロファイルがない状態で使用できる評価期間は7日間です。ユーザプロファイルを作成すると、この期間は45日間に延長されます。
  • OPC UAサーバーを使用している場合、関数またはDLLが見つからないため、Windowsアップデートが見つからないとエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーが発生した場合は、メッセージに検索パス拡張のエラーが記述されているかどうかをログファイルで確認します。このエラーを解決するには、https://www.microsoft.com/download/details.aspx?id=26767でWindows Update KB2533623をインストールしてください。
  • DACブロックダイアグラムをロードする際、DIAdemは旧式のブロックが含まれていないかを確認します。旧式のブロックが含まれているブロックダイアグラムを実行することはできますが、旧式ブロックにはラベルが付きます。将来のバージョンでは、以前のブロックはサポートされなくなるため、これらを最新のブロックに置き換えてください。
  • 以下のDIAdemドライバを使用するには以下のNIソフトウェアコンポーネントをインストールする必要があります。
    ドライバ コンポーネント バージョン
    ADCS Automotive Diagnostic Command Set >= 18.0
    DAQmxドライバ NI-DAQmx >= 17.0
    ECU MC ECU計測/校正ドライバ >= 18.0
    XNET NI-XNET >= 15.0
    PCMCIAバージョンのNI PCI-MIO-16XE-10やNI PCI-MIO-16XE-50、およびDAQカードとしてのNI 6533など、古いハードウェアは変更された最低要件でサポートされなくなりました。
  • 非常に古いコマンドや変数は、新しい技術によって置き換えられており、DIAdemでは廃止とマーク付けされています。これらのコマンドと変数はDIAdemの将来のバージョンではサポートされないことを意味します。DIAdemヘルプページのDIAdem→廃止コマンドと変数を検索するに、スクリプト中にある廃止された識別子をチェックするスクリプトがあります。
  • 以前廃止されたDataCheckChnlsおよびDataSelChnコマンドは、DIAdemから完全に削除されました。代わりにSelectionコレクションを使用してください。
  • DIAdemの現在のバージョンをインストールした後、DIAdemの旧バージョンをインストールすると、旧バージョンのPDFエクスポートが正しく機能しないことがあります。ファイルacfpdf*.*とcdintf*.dllを現在のDIAdemプログラムフォルダから旧バージョンのDIAdemプログラムフォルダにコピーすることで、この問題を解決できます。
  • バージョン2018以降、デフォルトでは暗号化された形式でVBSデータプラグインがインポートされます。データプラグイン設定ダイアログボックスでデータプラグインのインポートを選択した場合にのみ、暗号化されていないデータプラグインをインポートしてから処理できます。
  • Tree SUDプロパティのPictureで使用する画像の最小サイズは16×16ピクセルでなければなりません。
  • DIAdemから.NETアセンブリを必要とするVIは、LVRuntimeオブジェクトを介して使用することはできません。

DIAdem 2022 Q2とDIAdem 2021 SP1の互換性について

  • SUDファイル形式はDIAdem 2021 SP1と比較して変更されていないため、SUDダイアログをDIAdem 2021 SP1にロードできます。

今後のDIAdemのバージョンに関する注意事項

  • なし 

製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。

DIAdem 2022 Q2の新機能

DIAdem NAVIGATOR、データファインダ、Data Portal

  • スクリプトでは、新しいコマンドNavigator.Display.CurrDataFinder.QueryForm.RefreshAllを使用してQueryFormを更新し、スクリプトで以前に最適化された追加のプロパティがQueryFormで選択できるように提供され、それらの値の範囲が使用可能になります。
  • Data.Moveコマンドを使用すると、複数のチャネルまたは複数のグループをデータポータルの別の位置に効率的に移動できます。

DIAdem VIEW

  • すべてのエリアで、ビューエリアのポップアップメニューにある新しいエントリ「エリアの削除」を使用して、ビューエリアを削除できます。以前は、これはコンテキストメニューを介してのみ可能でした。

DIAdem REPORT

  • REPORTのオブジェクトのコンテキストメニューを使用して、オブジェクトをVIEWに簡単に転送できるようになりました。

DIAdem ANALYSIS

  • 重複を削除する機能(ChnDeleteDuplicateValues)が拡張され、削減時に依存チャネルの最大値、最小値、または平均値を取得するようになりました。

DIAdem Script

  • Pythonスクリプトでは、列挙型変数とポリモーフィックオブジェクトに対してCodeCompletionが提供されるようになりました。CodeCompletionでの外部モジュールのサポートが改善されました。変数のデータ型がツールチップに表示されます。関数のパラメーターを入力している間、このパラメーターの短いヘルプが表示されます。

プレビュー機能

プレビュー機能は将来のバージョンに組み込まれる機能のプレビュー版です。ロックの解除が必要な機能はまだ開発中の機能であり、ユーザインタフェースやAPI、機能の範囲などが変更される可能性があります。この機能を有効にするには、設定→DIAdem設定→プレビュー機能ダイアログボックスを使用してください。

  • DIAdem Python環境は、Pythonバージョン 3.9もサポートしています。
  • DIAdemは複素数チャンネルをサポートしています。複素数チャンネルをロードして保存することができます。数値チャンネルを複素数チャンネルに変換したり、複素数チャンネルを数値チャンネルに変換したりすることができます。

ヘルプにアクセスする

DIAdemの詳細については、ヘルプ→目次から『DIAdemヘルプ』を開いてください。

サンプルを検索する

DIAdemでヘルプ→サンプルを選択して、DIAdem ExampleFinderを起動します。DIAdemのサンプルは、プログラムディレクトリの下のexamplesディレクトリにあります。サンプルを必要に応じて変更したり、サンプルの一部をユーザが作成したファイルにコピーして貼り付けたりすることができます。

NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。ただし、2012年8月リリース (NIインストーラのバージョン 3.1以降を使用した製品) 以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。

インストールしようとしているNI製品でMicrosoft .NET 4.6.2が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが開始する前にマシンの再起動が必要になることがあります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.6.2をインストールしてください。

NI製品のインストールを自動化する方法については、『NI パッケージマネージャヘルプ』の「オンラインまたはオフラインのインストーラを自動化する」を参照してください。

サポートされていないWindowsオペレーティングシステム

DIAdemによるWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、その他すべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。2021年5月1日以降に出荷されるこの製品のバージョンは、これらのオペレーティングシステムに正しくインストールまたは実行されない可能性があります。NIオペレーティングシステムのサポートの詳細については、http://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。


法的情報

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エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項

エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。

  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法的情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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特許

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