DIAdem 2021 SP1リリースノート
2021年10月
このファイルには、DIAdem 2021 SP1のインストール手順と互換性情報が記載されています。
リリース情報の詳細は、ni.comを参照してください。
概要
システム要件
サポートされているオペレーティングシステム
インストール手順
DIAdem 2021 SP1の注意事項
今後のDIAdemのバージョンに関する注意事項
DIAdem 2021 SP1とDIAdem 2021の互換性について
製品のセキュリティおよび重要な更新
ヘルプにアクセスする
サンプルを検索する
NI製品のインストールを自動化する
サポートされていないWindowsオペレーティングシステム
法的情報
DIAdemは、さまざまなソースからのデータを解析し、文書化するためのNIソフトウェアです。
DIAdemを正しく動作させるためには、以下の最小要件を満たす必要があります。
ハードウェア
CPU | x64互換プロセッサ、1.6 GHz以上 |
メモリサイズ | 2 GB以上 |
ハードディスク空き容量 | 使用するOSにより、システムパーティションに最大6 GBの空き容量が必要 |
グラフィックカード | 16ビット (High Color) 以上、24ビットまたは32ビット (True Color) 推奨 |
画面解像度 | 100%のスケーリングステップで1280 x 800以上 |
- Windows 10 (64ビット)
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
メモ サーバーオペレーティングシステムの自動評価には、DIAdemの代わりにSystemLinkモジュール解析自動化を使用することをお勧めします。
メモ WindowsのNまたはKNエディションではDIAdemは制限付きでのみ実行します。マルチメディアサポートが見つからないからです。マルチメディアサポートは、Microsoftから「メディア機能パック」をお求めになり、後にインストールすることができます。
管理
ファイアウォール | ファイアウォールは、DIAdemのインストール中および起動中に以下の理由で警告を表示します。 usiregコンポーネントは、DataPluginのインストール時に実行されます。その後、ファイル内の検索やナビゲーションに使用するDataFinderが起動します。DIAdemの起動時には、DNSクエリにより、ライセンスをローカルで付与するかライセンスサーバーを使用するかが判定されます。すべてのDIAdem機能を使用できるようにするには、リスト表示されているすべてのプログラムに対して「ブロックしない」を選択することをお勧めします。これは、DIAdemの評価版を使用する場合にも適用されます。詳細については、ni.com/infoでInfo Codeに「winxpsp2」と入力して参照してください。 |
Windowsのユーザ権限 | DIAdemおよびそのコンポーネントは基本的に、Userまたはそれ以上の権限で、また既定のMicrosoft Windowsユーザアカウントで実行可能です。DIAdemは管理者権限でインストールしてください。 もし1台のコンピュータにバージョンが異なる複数のDIAdemがインストールされていても、管理者権限でログインするとすべての機能を使用できます。 |
その他
- 推奨:
Adobe Reader (マニュアルの表示などで使用) - DIAdemをインストールすると、Python 3.8 (64ビット) のベースパッケージがインストールされますが、Python バージョン 3.6、3.7、3.9 (64ビット) もサポートされています。
ni.com/downloadsからDIAdemインストーラをダウンロードします。NIソフトウェアには、インストールを処理するためのNI パッケージマネージャが含まれています。NI パッケージマネージャを使用してNIソフトウェアをインストール、削除、およびアップグレードする方法については、『NI パッケージマネージャヘルプ』を参照してください。
メモ - Windows Updateが有効になっている場合、Windows UpdateがMicrosoft Visual C++ 2015 ランタイムのインストールと競合して、インストールプロセスが停止することがあります。この問題を解決するための情報と手順については、 ni.com/r/exjq43をご覧ください。
- この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、同梱されているインストールメディアからこの製品をインストールできます。
- ソフトウェアに付属のシリアル番号を使用してDIAdemを有効にしてください。DIAdemのアクティブ化の詳細については、『NI License Managerヘルプ』を参照してください。
- DIAdem 2019以降のバージョンでは、DIAdem VIEWのテストオブジェクトの3Dモデルへのカラーシェーディングまたは変形によるデータの投影はサポートされなくなりました。
- DIAdem 2019をインストールした時点では、My DataFinderの64ビットバージョンが以前の32ビットインストールを置換します。My DataFinderの構成は、DIAdemバージョン2019以降で行われます。2019以降のDIAdemバージョンでは、Windowsタスクバーのトレイアイコンを使用してMy DataFinderを構成します。32ビットバージョンでのみ利用可能なC ++ データプラグインは、64ビットバージョンにアップグレードする必要があります。
- DIAdem 2018以降、リモートコンピュータからMy DataFinderに接続できなくなりました。
- DIAdem 2021 SP1のMyDataFinderでは、過去のDIAdemバージョンのインデックスファイルはすべて再生成する必要があります。この動作はDIAdem起動時に自動的に行われます。対象となるファイル数にもよりますが、インデックスファイルの構築には相当の時間を必要とします。
- SystemLink解析自動化で使用するために書かれたスクリプトには、一定の制限があります。詳細については、ヘルプの 解析自動化、一般を参照してください。
- DIAdemをアクティブ化する場合は、ni.comでNIユーザプロファイルを作成する必要があります。ユーザプロファイルがない状態で使用できる評価期間は7日間です。ユーザプロファイルを作成すると、この期間は45日間に延長されます。
- OPC UAサーバーを使用している場合、関数またはDLLが見つからないため、Windowsアップデートが見つからないとエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーが発生した場合は、メッセージに検索パス拡張のエラーが記述されているかどうかをログファイルで確認します。このエラーを解決するには、https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=26767でWindows Update KB2533623をインストールしてください。
- DACブロックダイアグラムをロードする際、DIAdemは旧式のブロックが含まれていないかを確認します。旧式のブロックが含まれているブロックダイアグラムを実行することはできますが、旧式ブロックにはラベルが付きます。将来のバージョンでは、以前のブロックはサポートされなくなるため、これらを最新のブロックに置き換えてください。
- 以下のDIAdemドライバを使用するには以下のNIソフトウェアコンポーネントをインストールする必要があります。
ドライバ | コンポーネント | バージョン |
ADCS | Automotive Diagnostic Command Set | >= 18.0 |
DAQmxドライバ | NI-DAQmx | >= 17.0 |
ECU MC | ECU計測/校正ドライバ | >= 18.0 |
XNET | NI-XNET | >= 15.0 |
PCMCIAバージョンのNI PCI-MIO-16XE-10やNI PCI-MIO-16XE-50、およびDAQカードとしてのNI 6533など、古いハードウェアは変更された最低要件でサポートされなくなりました。 - 非常に古いコマンドや変数は、新しい技術によって置き換えられており、DIAdemでは廃止とマーク付けされています。これらのコマンドと変数はDIAdemの将来のバージョンではサポートされないことを意味します。DIAdemヘルプページのDIAdem→廃止コマンドと変数を検索するに、スクリプト中にある廃止された識別子をチェックするスクリプトがあります。
- 以前廃止されたDataCheckChnlsおよびDataSelChnコマンドは、DIAdemから完全に削除されました。代わりにSelectionコレクションを使用してください。
- DIAdemの現在のバージョンをインストールした後、DIAdemの旧バージョンをインストールすると、旧バージョンのPDFエクスポートが正しく機能しないことがあります。ファイルacfpdf*.*とcdintf*.dllを現在のDIAdemプログラムフォルダから旧バージョンのDIAdemプログラムフォルダにコピーすることで、この問題を解決できます。
- バージョン2018以降、デフォルトでは暗号化された形式でVBSデータプラグインがインポートされます。データプラグイン設定ダイアログボックスでデータプラグインのインポートを選択した場合にのみ、暗号化されていないデータプラグインをインポートしてから処理できます。
- Tree SUDプロパティのPictureで使用する画像の最小サイズは16×16ピクセルでなければなりません。
- DIAdemから.NETアセンブリを必要とするVIは、LVRuntimeオブジェクトを介して使用することはできません。
- 以前のDIAdemバージョンでは、DIAdem 2021 SP1からのSUDファイルをロードできません。
- 計算においては、以前のバージョンとごくわずかな数値の違いがある場合があります。
NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。
概要
- NIカスタマエクスペリエンス向上プログラム (CEIP) にご参加いただくと、NIはお客様のご使用製品に関するデータを回収し、製品のパフォーマンスと機能の改善に役立てます。この情報からお客様のご身元を特定して連絡したり、第三者へ個人情報を提供することはありません。
- 再設計されたDIAdemパネルバーは、アクティブなパネルをより鮮明に表示します。
- ヘルプメニューが再構築され、「DIAdemバージョン情報」および「サポート」の項目はDIAdem設定に移動されました。
- 単位カタログには、記号「s」に対応する新しい単位「AbsTime」が含まれており、将来、絶対時間チャネルの単位として使用できます。
DIAdem NAVIGATOR、DataFinder、Data Portal
- xyチャネルの間引きロード中、xチャネルの参照は保持されます。
- Bus Logコンバータは、Vector BLFファイルのLin_Message2データセットをサポートします。
- Bus Logコンバータは、特定信号のフィルタ処理をサポートしています。
- 対話的ワークフローを最適化するために、Bus Logコンバータダイアログボックスが再構築されました。
- ATFX_TDMデータプラグインは、複雑なチャネルタイプもサポートします。
- Data Portalでは、チャネルプレビューでxチャネルの上にxyチャネルが表示されるようになりました。
DIAdem VIEW
- 全体図ビューでは、チャネルデータに応じてダイナミックオブジェクトのシンボルのサイズと色を指定して、たとえばこれらのオブジェクトの信頼性を視覚化することができます。
- 全体図ビューで、アイソメトリックデータ表示を有効にすることもできるようになりました。
DIAdem REPORT
- 円グラフでは、オプションで、チャネルからのデータまたは直接入力された値を表示できるようになりました。
DIAdem ANALYSIS
- DIAdemは、計算でxyチャネルをサポートし、ダイアログボックスのプレビューにも表示します。計算では、XYチャンネルをXチャンネルではなくYチャンネルとして指定します。自動的にXYチャンネルに関連付けられたXチャンネルが使用されます。
- クラッシュ機能の正規化頚部傷害値 (Nij) には、各特性値に対して個別に、またはすべての特性値に対して同時にNij計算を実行するオプションがあります。同時計算の場合、結果値を正規化でき、プレビューは結果が指定された制限内にあるかどうかを示します。
DIAdem Script
- SCRIPTライセンスが利用できない場合、DIAdemはログファイルにエラーメッセージと警告メッセージを表示することもできます。
- Pythonスクリプトのデバッグが簡単になりました。必要なPythonモジュールは、SCRIPT設定を介して容易にインストールできます。たとえば、外部デバッガーをセットアップしていない場合など、<ESC>キーを使用してPythonスクリプトのデバッグを中止することもできます。
- DIAdemでPythonスクリプトを使用するSystemLink TDMの解析自動化プロシージャ (*.anp) をデバッグできます。
- DIAdemは、Jupyter解析プロシージャを含むSystemLink TDMの解析自動化プロシージャ (*.anp) の処理を拒否します。
- <ESC>キーを使用してPythonスクリプトの実行を中止できます。
- コードコンプリーションは、項目を指定しなくても、コレクションの標準オブジェクト項目のPythonスクリプトで機能します。
- 使用できるPythonバージョンの選択肢が改善されました。
ダイアログエディタ
- ダイアログエディタでは、スライダコントロールを垂直方向に配置することもできます。ダイアログボックスにコントロールを対話的に挿入すると、DIAdemは自動的に最適な位置づけを選択します。
プレビュー機能
プレビュー機能は将来のバージョンに組み込まれる機能のプレビュー版です。ロックの解除が必要な機能はまだ開発中の機能であり、ユーザインタフェースやAPI、機能の範囲などが変更される可能性があります。この機能を有効にするには、設定→DIAdem設定→プレビュー機能ダイアログボックスを使用してください。
- DIAdem Python環境は、Pythonバージョン 3.9もサポートしています。
- DIAdemは複素数チャンネルをサポートしています。複素数チャンネルをロードして保存することができます。数値チャンネルを複素数チャンネルに変換したり、複素数チャンネルを数値チャンネルに変換したりすることができます。
DIAdemの詳細については、ヘルプ→目次から『DIAdemヘルプ』を開いてください。
DIAdemでヘルプ→サンプルを選択して、DIAdem ExampleFinderを起動します。DIAdemのサンプルは、プログラムディレクトリの下のexamplesディレクトリにあります。サンプルを必要に応じて変更したり、サンプルの一部をユーザが作成したファイルにコピーして貼り付けたりすることができます。
コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。ただし、2012年8月リリース (NIインストーラのバージョン 3.1以降を使用した製品) 以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。
インストールしようとしているNI製品でMicrosoft .NET 4.6.2が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが開始する前にマシンの再起動が必要になることがあります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.6.2をインストールしてください。
NI製品のインストールを自動化する方法については、『NI パッケージマネージャヘルプ』の「オンラインまたはオフラインのインストーラを自動化する」を参照してください。
DIAdemによるWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、その他すべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。2021年5月1日以降に出荷されるこの製品のバージョンは、これらのオペレーティングシステムに正しくインストールまたは実行されない可能性があります。NIオペレーティングシステムのサポートの詳細については、http://www.ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。
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エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。
- 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
- EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
- NI製品で作成したインストーラに法的情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。
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375399L-0112