NI-SCOPE 15.0 Readme

2015年5月版


NI-SCOPEをご利用いただきありがとうございます。このファイルには、インストール手順、新機能、NI-SCOPE 15.0で修正された主なバグのリスト、および既知の問題など、NI-SCOPEドライバに関する重要な情報が記載されています。


新機能

サポートされているハードウェア

システム要件

インストールされるソフトウェア、ドキュメント、サンプル

EXE(実行)ファイル

ドキュメント

VIおよび関数にアクセスする

製品のセキュリティおよび重要な更新

ドライバのバージョン名の変更

NI-SCOPEのアンインストール/変更

NI-SCOPEを使用したプログラミング

既知の問題

バグの修正

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.x と使用する

Microsoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003のNIソフトウェアサポート

法的情報


新機能

NI-SCOPE 15.0では、LabVIEW 2015のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 14.1の新機能


  • NI PXIe-5105およびNI PXIe-5114のサポート。
  • NI-SCOPEソフトフロントパネルのデバッグ。

NI-SCOPE 14.0では、LabVIEW 2014のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 4.1.3では、LabVIEW 2013のVIのバグ修正が追加されました。


NI-SCOPE 4.1.1では、NI PXIe-5185/5186デジタイザに影響する重要なバグ修正が追加されました。


NI-SCOPE 4.1の新機能


  • NI PXIe-5160、2.5 GS/s高速デジタイザのサポート。
  • NI PXIe-5160およびNI PXIe-5162のNI-P2Pサポート。

NI-SCOPE 4.0.5では、LabVIEW 2013のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 4.0では、NI PXIe-5162、5 GS/s高速デジタイザのサポートが追加されました。


NI-SCOPE 3.9.7ではNI-SCOPEソフトフロントパネルが再設計されました。


NI-SCOPE 3.9.6にNI PXIe-5185/5186、12.5 GS/s高速デジタイザ(新規モデル)の1MΩサポートが追加されました。


NI-SCOPE 3.9.4では、LabVIEW 2012のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 3.8.9では、NI-RFSA 2.5.2のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 3.8.8では、NI PXI-5900デジタイザの重要なバグ修正が追加されました。


NI-SCOPE 3.8.7では、NI PXIe-5185/5186デジタイザの重要なバグ修正が追加されました。


NI-SCOPE 3.8.6では、NI-RFSA 2.5のサポートが追加されました。


NI-SCOPE 3.8.5の新機能


  • LabVIEW 2011のサポート
  • 次のNI-TClk関数/VIおよび属性/プロパティの追加。

    LabVIEW VIC/C++関数
    niTClk同期パルス送信元の同期をセットアップniTClk_SetupForSyncPulseSenderSynchronize
    niTClk同期パルス送信元に同期niTClk_SynchronizeToSyncPulseSender
    niTClk同期パルス送信元の同期を終了niTClk_FinishSyncPulseSenderSynchronize

    LabVIEWプロパティC/C++属性
    NI-TClk同期パルス送信元:外部パルスソース NITCLK_ATTR_SYNC_PULSE_SENDER_SYNC_PULSE_SOURCE

NI-SCOPE 3.8の新機能


  • NI PXIe-5185/5186、12.5 GS/s高速デジタイザのサポート。
  • ナショナルインスツルメンツのアプリケーション開発環境(ADE)で構築されたカスタムインストーラにNI-SCOPEランタイムを追加することができるサポート。このインストーラには、NI 高速デジタイザを使用するアプリケーションをデプロイするのに必要な計測器ドライバのランタイムコンポーネントが含まれています。

    メモ:

    • ランタイムインストーラには、Measurement & Automation Explorer(MAX)、NI Signal Express、またはNI-SCOPEソフトフロントパネルを使用した対話的なハードウェアの構成やテストのサポートは含まれません。
    • ラインタイムインストーラは、NI-SCOPE 3.6.x 以前のバージョンおよびNI-DAQmx 8.9.x 以前のバージョンからのアップグレードをサポートしていません。
    • ランタイムインストーラは、NI 5102、NI 5112、NI 5620、またはNI 5621をサポートしません。

サポートされているハードウェア

以下の表は、各オペレーティングシステムでサポートされているハードウェア製品を示します。

ハードウェア製品 Windows XP1でサポート Windows 8.1(32ビット)/8.0(32ビット)/7(32ビット)/Vista(32ビット)1でのサポート Windows 8.1(64ビット)/8.0(64ビット)/7(64ビット)/Vista(64ビット)でのサポート
NI PXI/PCI-5102
×
NI PCMCIA/USB/AT-51021
×
×
NI PXI/PXIe/PCI-5105
NI PXI/PCI-5112
×
NI PXI/PXIe/PCI-5114
NI PXI/PXIe/PCI-5122
NI PXI/PCI-5124
NI USB-5132/5133
NI PXI/PCI-5142
NI PXI/PCI-5152
NI PXI/PCI-5153
NI PXI/PCI-5154
NI PXIe-5160/5162
NI PXIe-5185/5186
NI PXI-5620
×
NI PXI-5621
×
×
NI PXIe-5622
NI PXI-5900
NI PCI-59112
×
×
NI PXI/PCI-5922
1MXI ExpressおよびMXI-4はWindows 8.1/8.0/7/Vista/XPでサポートされていますが、MXI-3はWindows XPでのみサポートされています。
2NI PCMCIA/USB/AT-5102およびNI PCI-5911はレガシー製品です。

これらのモジュールのデバイス特有情報は、『NI デジタル波形発生器/アナライザヘルプ』に記載されています。


システム要件

サポートされているオペレーティングシステム

NI-SCOPE 15.0以降では、次のオペレーティングシステムをサポートします。

  • Windows 8.1(32ビットまたは64ビット)
  • Windows 8.0(32ビットまたは64ビット)
  • Windows 7(32ビットまたは64ビット)
  • Windows Vista(32ビットまたは64ビット)
  • Windows XP Service Pack 3(32ビット)
  • Windows Server 2003 R2(32ビット)
  • Windows Server 2008 R2(64ビット)
  • Windows Server 2012 R2(64ビット)

ご使用のオペレーティングシステムの最新Service Packをインストールしてご利用ください。Windows 2000のユーザは、NI-SCOPE 3.6以前のバージョンを使用してください。


サポートされているReal-Time操作環境

NI-SCOPE 15.0以降では、次のReal-Time操作環境をサポートします。


最小システム要件

  • プロセッサ―Pentium III/Celeron 600 MHz または同等のプロセッサ
  • RAM
    • Windows XP Service Pack 3 (SP3): 128 MB
    • Windows Vista: 512 MB
    • Windows 8.1/8.0/7: 1 GB
  • Microsoft Internet Explorer 5.5以降
  • 800 x 600、256色の画面解像度
  • すべての緊急アップデートおよびService Packが適用されているWindows 8.1/8.0/7/Vista/XP SP3

推奨システム

  • プロセッサ―Pentium 4または同等のプロセッサ
  • RAM
    • Windows XP SP3: 256 MB
    • Windows 8.1/8.0/7/Vista: 1 GB
  • 1024 x 768の画面解像度
  • すべての緊急アップデートおよびService Packが適用されているWindows 8.1/8.0/7/Vista/XP SP3

アプリケーション開発環境(ADE)

メモ:  NI LabVIEW、NI LabWindows/CVIまたはMicrosoft Visual Studio®等のADEのインストールは、NI-SCOPEをインストールする前に行う必要があります。NI-SCOPEのインストール後にインストールしたADEのサポートを追加する場合は、NI-SCOPEのインストールを変更するか、NI-SCOPEインストーラを再度実行します。


  • LabVIEW 2012 SP1(32ビットおよび64ビット)、2013 SP1(32ビットおよび64ビット)、2014 SP1(32ビットおよび64ビット)、2015(32ビットおよび64ビット)
  • LabVIEW Real-Timeモジュール 2012 SP1、2013 SP1、2014 SP1、2015

    メモ: LabVIEW Real-Timeモジュールでサポートされていないデバイスもあります。


    LabVIEW Real‐Timeモジュールで
    サポートされているハードウェア
    NI 5105
    NI 5114
    NI 5122
    NI 5124
    NI 5142
    NI 5152
    NI 5153
    NI 5154
    NI 5160
    NI 5162
    NI 5185
    NI 5186
    NI 5622
    NI 5900
    NI 5922
  • LabWindows/CVI 2009以降
  • LabWindows/CVI Real-Timeモジュール 2010以降
  • Microsoft Visual C++ (MSVC) 6.0以降
  • RTターゲット上でアプリケーションを実行する場合、128 MB以上のメモリが必要です。

インストールされるソフトウェア、ドキュメント、サンプル

インストールされているソフトウェア

  • <NIDocDir>は、次のNational Instrumentsファイルフォルダの場所のエイリアスです。
    • Windows XP: Documents and Settings¥All Users¥Shared Documents¥National Instruments
    • Windows 8.1/8.0/7/Vista: Users¥Public¥Documents¥National Instruments
  • <IVIROOTDIR32> は、次のNational Instrumentsファイルフォルダの場所のエイリアスです。
    • Windows 8.1(32ビット)/8.0(32ビット)/7(32ビット)/Vista(32ビット)/XP: Program Files¥IVI Foundation¥IVI¥
    • Windows 8.1(64ビット)/8.0(64ビット)/7(64ビット)/Vista(64ビット): Program Files (x86)¥IVI Foundation¥IVI¥
      メモ $(IVIROOTDIR32)は、ターゲットシステムの環境変数として構成されています。
      インストール済みのIVIをアップグレードした場合、ファイルは次の場所にある場合があります。
      • Windows 8.1(32ビット)/8.0(32ビット)/7(32ビット)/Vista(32ビット)/XP: Program Files¥IVI¥
      • Windows 8.1(64ビット)/8.0(64ビット)/7(64ビット)/Vista(64ビット): Program Files (x86)¥IVI¥
  • <IVIROOTDIR64> は、次のNational Instrumentsファイルフォルダの場所のエイリアスです。
    • Windows 8.1(64ビット)/8.0(64ビット)/7(64ビット)/Vista(64ビット): Program Files¥IVI Foundation¥IVI¥

      メモ   $(IVIROOTDIR64) は、ターゲットシステムの環境変数として構成されています。


ファイルの場所

項目 Windows 8.1/8.0/7/Vista/XPでのインストール場所
NI-SCOPE<IVIROOTDIR32>>¥Drivers¥niScope
NI-SCOPE関数パネル<IVIROOTDIR32>>¥Drivers¥niScope¥niScope.fp
NI-SCOPEサンプル<NIDocDir>¥niScope¥Examples
NI-SCOPEヘッダファイル<IVIROOTDIR32>¥Include
NI-SCOPEインポートライブラリファイル(32ビット)<IVIROOTDIR32>¥Lib
NI-SCOPEインポートライブラリファイル(64ビット)<IVIROOTDIR32>¥Lib_x64
NI-SCOPE DLL(32ビット)<IVIROOTDIR32>¥Bin
NI-SCOPEファームウェアアップデータProgram Files¥NI-DAQ¥fpgafiles


その他のWindows 8(64ビット)/7(64ビット)/Vista(64ビット)のファイルの場所

項目 Windows 8.1(64ビット)/8.0(64ビット)/7(64ビット)/Vista (64ビット)でのインストール場所
NI-SCOPE関数パネル<IVIROOTDIR64>>¥Drivers¥niScope¥niScope.fp
NI-SCOPEヘッダファイル<IVIROOTDIR64>¥Include
NI-SCOPEインポートライブラリファイル(64ビット)<IVIROOTDIR64>¥Lib_x64
NI-SCOPE DLL(64ビット)<IVIROOTDIR64>¥Bin
NI-SCOPEファームウェアアップデータProgram Files (x86)¥NI-DAQ¥fpgafiles


EXE(実行)ファイル

NI-SCOPEソフトフロントパネルを起動するには、スタートすべてのプログラムNational InstrumentsNI-SCOPENI-SCOPEソフトフロントパネルを選択します。


ドキュメント

ドキュメントはスタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI-SCOPE→ドキュメントにあります。このドキュメントセットには以下が含まれます。


ドキュメント 形式 説明
NI 高速デジタイザヘルプ HTML/Windowsヘルプ NI 高速デジタイザ製品の主要なヘルプ内容が記載されています。ヘルプは、従来のユーザマニュアルのHTMLバージョンで、次の情報が記載されています。
  • 高速デジタイザおよびNI-SCOPEの概要
  • ハードウェアデバイス情報
  • アプリケーション開発の開始方法
  • NI-SCOPEプログラミング関数およびVIの完全リファレンス
スタートアップガイド(お使いのデバイス用) 印刷版およびPDF デバイスのソフトウェアのインストールおよびハードウェアの取り付け、MAX構成、信号接続、およびトラブルシューティングについての情報が記載されています。
デバイスの仕様 印刷版およびPDF お使いのデバイスの技術仕様が記載されています。
キャリブレーション手順(お使いのデバイス用) PDF お使いのデバイスのキャリブレーション手順が記載されています。
NI-SCOPE Readme HTML(このドキュメント) サポートされているハードウェア、オペレーティングシステム、新機能、修正された問題、および法的注意事項が記載されています。
NI-SCOPEの概要(英語) HTML ドライバのドキュメント、サンプル、計測器への接続、計測器の設定、および既知の問題に関する情報が含まれています。
NI-SCOPE IVI Complianceドキュメント TXT IVI Complianceに関する情報が含まれています。

最新バージョンのドキュメントおよび新しくリリースされたドキュメントについては、ni.com/manuals を参照してください。


.NET APIを使用するには、NIデバイスドライバの他に.NETクラスライブラリまたは.NETラッパーをインストールする必要があります。.NET Frameworkのバージョンとそれらでサポートされているドライバ、およびインストーラファイルのダウンロード場所については、ni.com/jp/infoでInfo codeに「NETAPIdriversupport」と入力すると表示される『National Instruments .NET Driver Support』ドキュメントを参照してください。


メモ  PDFファイルを表示するには、Adobe Acrobat Readerが必要です。アドビシステムズ社のホームページ(www.adobe.com/jp)からAcrobat Readerをダウンロードしてください。


VIおよび関数にアクセスする

NI-SCOPEパレットのVIは、関数測定I/ONI-SCOPEパレットからアクセスできます。


NI-SCOPEの関数は、計測器メニューのLabWindows/CVIから入手できます。NI-SCOPE関数パネル(.fp)をロードするには、計測器→ロードを選択して、IVI¥Drivers¥niSCOPE¥niSCOPE.fpを選択します。


LabVIEWおよびLabWindows/CVIのインストール済みNI–SCOPEサンプルは、スタートすべてのプログラムNational InstrumentsNI–SCOPEサンプルからもアクセスすることができます。


製品のセキュリティおよび重要な更新

ナショナルインスツルメンツ製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するにはni.com/security を参照してください。ナショナルインスツルメンツからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updates を参照してください。


ドライバのバージョン名の変更

NI-SCOPEのバージョンは、主要なNIアプリケーションソフトウェア製品のバージョンと統一されることになりました。この統一により、ドライバのバージョン名から、ドライバがリリースされた年およびドライバが対応している最新ソフトウェアバージョンが分かるようになりました。ドライバのバージョン名は年を表す2桁の数値で、<製品名><バージョン年>のように表記されます。たとえば、NI-SCOPE 14.0はLabVIEW 2014と一緒にリリースされたバージョンです。以前の命名規則によりリリースされた最後のバージョンはNI-SCOPE 4.1.3です。新しい命名規則によりリリースされた最初のバージョンはNI-SCOPE 14.0です。


NI-SCOPEのインストール/アンインストール/変更

NI-SCOPEをインストールする

このセクションでは、NI-SCOPEおよびNI-DAQのインストール、そしてNI-SCOPEの以前のバージョンからのアップグレードに関する情報を記載します。


NI-SCOPEは、NI-DAQがインストールされていない場合、または以前のバージョンがインストールされている場合にNI-DAQをインストールします。NI-DAQのサポートファイルは、システムにLabVIEWまたはLabWindows/CVIがインストールされている場合にインストールされます。ただし、NI-SCOPEがNI-DAQから必要とするコンポーネントはデバイスドライバのみです。


以前のバージョンのNI-SCOPEからアップグレードする

NI-SCOPE 1.0および1.1からのアップグレード―NI-SCOPEは、NI-SCOPE 1.0または1.1の上からインストールすることはできません。最新バージョンのNI-SCOPEをインストールする前に、これらのバージョンのNI-SCOPEをアンインストールする必要があります。


NI-SCOPE 1.5以降からのアップグレード: NI-SCOPEは、1.5以降の古いバージョンを自動的にアンインストールします。修正した古いバージョンのサンプルは、新しいバージョンのサンプルに上書きされます。


NI-SCOPEのアンインストール/変更

Windows XPでの手順


  1. スタート→コントロールパネルを選択してコントロールパネルを開きます。
  2. アプリケーションの追加と削除をダブルクリックします。
  3. National Instrumentsソフトウェアを選択します。
  4. 変更と削除をクリックします。
  5. 表示されたダイアログボックスでNI-SCOPE 15.0を選択します。
  6. ドライバランタイムを選択します。
  7. 製品をアンインストールするには削除をクリックします。インストール済みのコンポーネントを変更するには変更をクリックします。

Windows 7/Vistaでの手順


  1. スタート→コントロールパネルを選択してコントロールパネルを開きます。
  2. プログラムと機能をダブルクリックします。
  3. National Instrumentsソフトウェアを選択します。
  4. アンインストールと変更ボタンをクリックします。
  5. 表示されたダイアログボックスでNI-SCOPE 15.0を選択します。
  6. 製品をアンインストールするには削除をクリックします。インストール済みのコンポーネントを変更するには変更をクリックします。

Windows 8.1/8.0での手順


  1. スタート画面で任意の場所を右クリックします。
  2. すべてのアプリを選択してコントロールパネルを起動します。
  3. プログラム→プログラムと機能を選択します。
  4. National Instrumentsソフトウェアを選択します。
  5. アンインストールと変更ボタンをクリックします。
  6. 表示されたダイアログボックスでNI-SCOPE 15.0を選択します。
  7. 製品をアンインストールするには削除をクリックします。インストール済みのコンポーネントを変更するには変更をクリックします。

NI–SCOPEをインストールすると、次のソフトウェアも一緒にインストールされます。NI–SCOPEをシステムから完全に削除するには、次のパッケージをすべて削除する必要があります。


  • NI IVI Compliance Package 15.0
  • NI-DAQmx 15.0
  • 従来型NI-DAQ 7.4.4
  • NI Measurement & Automation Explorer 15.0
  • NI Hierarchical Waveform Storage 15.0
  • NI I/O Trace 15.0

注意 上記にリストされたソフトウェアパッケージのいくつかは他のNIソフトウェアで共有されています。他のソフトウェアが使用しているソフトウェアを削除しようとすると、ソフトウェアの依存関係を警告するメッセージが表示されます。すべてのソフトウェアをアンインストールする、または共有されているソフトウェアを残すことを選択できます。共有ソフトウェアをアンインストールすることを選択した場合、他のNIソフトウェアが正しく機能しなくなる可能性があります。


メモ  手動でファイルを削除してアンインストールしないでください。


NI-SCOPEを使用したプログラミング

NI-SCOPEは、ハードウェアをプログラミングするための使いやすい完全機能のインタフェースを提供します。NI-SCOPEは、IVI-Scopeに準拠しています。詳細については、niScopeIVIComplianceDocument.txt を参照してください。


ソフトウェアサンプル

NI-SCOPEには、ソフトウェアの開発に役立つLabVIEW、LabWindows/CVI、Measurement Studio、MSVC、Visual C++、およびMicrosoft Visual Basicのサンプルが付属しています。これらのサンプルは、ハードウェアで行う一般的な操作方法を示します。これらのサンプルは、スタート→プログラム→National Instruments→NI-SCOPE→サンプルから開くことができます。


NI-SCOPEソフトフロントパネル

NI-SCOPEソフトフロントパネル(SFP)は、NI高速デジタイザ用のソフトウェアオシロスコープアプリケーションです。以下の機能が装備されています。


  • 使いやすいインタラクティブユーザインタフェース
  • 堅牢なアーキテクチャ
  • スカラ測定
  • 波形の保存/ロード
  • 構成の保存/ロード
  • 低CPU使用量

NI-SCOPE SFPでは、NI高速デジタイザの機能の一部をご覧いただけるとともに、プログラミング言語を習得せずに新規デジタイザをすぐに使用することが可能です。NI-SCOPE SFPは、NI-SCOPEの機能の一部としてデフォルトでインストールされます。NI-SCOPE SFPを削除するには、「アプリケーションの追加と削除」オプションを使用してください。



既知の問題

ソフトウェアとドキュメントの既知の問題のリストはオンラインで参照できます。NI-SCOPE 15.0の既知の問題の最新リストは、ni.com/jp/infoで「ex4nta」と入力すると表示される「NI-SWITCH 15.0 Known Issues List」を参照してください。



バグの修正

NI-SCOPE 15.0での変更点は次のとおりです。バグIDをご存知の場合、この一覧で修正状況を確認いただけます。このリストは、NI-SCOPEの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


ID修正された問題
486791 NI PXIe-5185/5186で「垂直カプリング」属性を「グランド」に設定すると一部のレンジで未定義の動作が返されていた問題が修正されました。
439447LabVIEW 2013にインストールされているNI-SCOPE VIが一括コンパイルされなかった問題が修正されました。
425102NI-SCOPEドライバソフトウェアを使用してNI PXIe-5185/5186でマルチプルレコード集録を行うと、データ破損が発生していた問題が修正されました。この問題の詳細については、ni.com/kbで「6DQG890S」と入力することで参照できます。
257093PXI-5922で「垂直カプリング」属性を「グランド」に設定すると、「Scopeソフトウェアで内部ソフトウェアエラーが発生しました。ナショナルインスツルメンツの技術サポートまでご連絡ください。」というエラーが返されていた問題が修正されました。
381159NI PXIe-5162デジタイザで、集録が行われている間に「「niScope_Abort」を呼び出すと、中断されたレコードが損失していた問題が修正されました。
380799同期パルス送信元が同期されるたびにスキューが変動する状態で、分散TClkとPXIe-5162を一緒に使用すると、同期パルス送信元間でのTClkスキューが最大6.4ns、6.4ns未満になっていた問題が修正されました。
405834PXI-5900が初期化されずにIVIエラー、1074135028を生成していた問題が修正されました。
368402NI 5105の3、5、6、7のチャンネルを有効にすると、後続するフェッチで要求されたサンプル数より少ない値を返していた問題が修正されました。
257481「推奨するパケットサイズ」および「最大帯域幅」プロパティがNI PXIe-5185およびNI PXIe-5186で効果を示さなかった問題が修正されました。
328318NI-SCOPE 3.7がVisual Basic 6をサポートしなかった問題が修正されました。
341670特定の条件下で、NI-SCOPEソフトフロントパネルが起動しなかった問題が修正されました。
336845NI PXIe-5185および NI PXIe-5186を使用している場合に、TClk同期が複数セッション間で一致しなかった問題が修正されました。
327321チャンネルリストのサイズが2の累乗でない場合に、NI PXI-5105で低サンプルレート(20 kS/s未満)を使用すると不正のデータが返されていた問題が修正されました。
315548複数チャンネルでniScope EX Fetch Forever VIを使用下場合に、チャンネルリスト内の最初のチャンネルが不正のデータを返していた問題が修正されました。これらのサンプルVIは、スタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI-SCOPE→サンプルから検索できます。

NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。ただし、2012年8月リリース(NIインストーラのバージョン3.1以降を使用した製品)以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。


インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。


NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.x と使用する

ナショナルインスツルメンツのソフトウェアをMicrosoft Windows 8.xにインストールすると、NI LabVIEW、Measurement & Automation Explorer(MAX)、および新しいNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しい製品名がスタート画面に表示されます。


NI 起動ツールを使用する

NI 起動ツールは、インストールされているNI製品の検索および起動に使用します。前バージョンのMicrosoft Windowsにあるスタートメニューと似た方法でNI製品の検索が可能です。NI 起動ツールを使用するには、スタート画面にあるNI 起動ツールタイルをクリックします。NI 起動ツールがデスクトップを開き、NI製品の一覧を含むメニューが表示されます。起動するNI製品をクリックします。


メモ  NI MAXは、Microsoft Windows 8.xにインストールした場合、デスクトップのショートカットに表示されません。NI MAXはアプリ画面またはNI 起動ツールから開くことができます。

頻繁に使用するアプリケーションをピン留めする

MAXなど特に頻繁に使用するNIアプリケーションは、スタート画面またはデスクトップのタスクバーにピン留めしておくと便利です。


現在のアプリケーションアイコンの場所ピン留めするための操作
Windows 8.x デスクトップデスクトップタスクバーアプリケーションを右クリックしてタスクバーにピン留めするを選択
Windows 8.x デスクトップ スタート画面アプリケーションを右クリックしてスタートにピン留めを選択
Windows 8.x スタート画面デスクトップタスクバーアプリケーションを右クリックして画面の下にあるメニューバーからタスクバーにピン留めするを選択

すべてのプログラムを検索する

スタート画面からドキュメントファイルなどの特定なアプリケーションまたはそれに関連するファイルを検索したい場合、スタート画面の何もない場所を右クリックしてすべてのアプリを選択します。すべてのインストールされているソフトウェアとそれに関連するファイルがアルファベット順に表示されます。


NIのWindows 8.x サポートについては、ni.com/windows8 を参照してください。


NI-SCOPEのMicrosoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003サポートは2016年に終了します

National Instruments NI-SCOPEのMicrosoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003サポートは、2016年7月1日に終了します。2016年7月1日以降に出荷されるNI-SCOPEのバージョンは、Windows Vista、Windows XP、またはWindows Server 2003にインストールしたり、その上で実行させることはできません。NIアプリケーションソフトウェアの製品ライフサイクルの詳細については、ni.com/jp/infoで次のInfo Codeを入力してください。


製品 Info Code
NI LabVIEWlifecyclejp
NI LabWindows™/CVI™cvi_lifecycle_jp
NI Measurement Studiomstudiolifecyclejp
NI TestStandtslcpjp
NI DIAdemddlcpjp
NI SignalExpressselcpjp
NI VeriStandnivslifecyclejp

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著作権


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National Instrumentsは他者の知的財産を尊重しており、お客様も同様の方針に従われますようお願いいたします。NIソフトウェアは著作権法その他知的財産権に関する法律により保護されています。NIソフトウェアを用いて他者に帰属するソフトウェアその他のマテリアルを複製することは、適用あるライセンスの条件その他の法的規制に従ってそのマテリアルを複製できる場合に限り可能であるものとします。


エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項


エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。


  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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特許


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375360A-0112