2018年5月
このファイルには、インストール手順、既知の問題など、NI-XNETに関する重要な情報が記載されています。
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する
NI-XNETは、USB、PXI、PCI、NI CompactDAQ、およびNI CompactRIOを含むさまざまなプラットフォームで、CAN、LIN、およびFlexRayフレームと信号を読み書きするための共通の使いやすい機能を備えたNI計測器ドライバです。
NI-XNETは、次のオペレーティングシステムをサポートしています。
メモ Windows 32ビットオペレーティングシステムのサポートでは、物理アドレス拡張 (PAE) を無効にする必要がある場合があります。これによりシステムが受ける影響および必要な対策については、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「PAESupportjp」と入力してください。
1 NIソフトウェアは、VC2015ランタイムおよび.NET 4.6.2をインストールします。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2でこれらをサポートするには、Microsoft更新が必要です。これらの更新のインストール方法については、Microsoft KB2919442およびKB2919355を参照してください。
2 NIソフトウェアは、SHA-256証明書により署名されています。Windows 7 SP1、Windows Embedded Standard 7 SP1、およびWindows Server 2008 R2 SP1でSHA-256をサポートするには、Microsoft更新が必要です。このセキュリティ更新のインストール方法については、Microsoft社のKB3033929を参照してください。
NI-XNETインストーラはWindows Server 2003/NT/Vista/XP/Me/2000/98/95、またはR2以外のWindows Serverをサポートしません。
NI-XNETは、Windows 7でのゲストアカウントをサポートしません。これらのオペレーティングシステムでNI-XNETを使用するには、管理者またはユーザアカウントにログインする必要があります。
以下の表には、NI-XNETでサポートされているアプリケーションソフトウェアのバージョンが記載されています。
アプリケーションソフトウェア1 | NI-XNET 18.0でサポートされているバージョン |
---|---|
LabVIEW | 2015、2016、2017、2018 |
LabVIEW Real-Time (RT) | 2015、2016、2017、2018 |
LabVIEW NXG | 2.1 |
LabWindows™/CVI™ | 2013以降 |
1 LabVIEW NXGのアプリケーションソフトウェアサポートはNI-XNETには含まれていないため、NI パッケージマネージャから別途ダウンロードする必要があります。手順については、LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするを参照してください。 |
NI-XNETでは、以下のバージョンのMicrosoft Visual Studioおよび関連するプログラミング言語がサポートされています。
プログラミング言語 | NI-XNET 18.0でサポートされているバージョン |
---|---|
Microsoft Visual C/C++ | 6.0以降 |
DVDからNI-XNETをインストールするには、次の手順を参照してください。LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするには、「LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールする」を参照してください。
NI-XNETソフトウェアをインストールするには、Administratorまたは管理者権限を持つユーザとしてログオンする必要があります。NI-XNETソフトウェアのセットアッププログラムはシステムの構成レジストリを変更するため、管理者権限を必要とします。NI-XNETソフトウェアをインストールするには、以下の手順に従ってください。
NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。
NI-XNET 18.0では、以下の機能が追加されました。
NI-XNET 18.0では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.5.1では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.5では、以下の機能が追加されました。
メモ NI-XNETは、PDUとフレームレイアウトの間に1:1マッピングがある場合にのみ、PDUをサポートします。インポートは、NI-XNETドライバがサポートする機能に限定されています。
NI-XNET 17.5では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.0.1では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.0では、以下の機能が追加されました。
メモ NI-XNETは、PDUとフレームレイアウトの間に1:1マッピングがある場合にのみ、PDUをサポートします。インポートは、NI-XNETドライバがサポートする機能に限定されています。
NI-XNET 17.0では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 16.1では、以下の機能が追加されました。
NI-XNET 16.1では、以下の機能が変更されました。
NI-XNETソフトウェアはナショナルインスツルメンツのCAN、FlexRay、およびLINハードウェア製品のみをサポートします。他社のCAN製品に関するソフトウェアの詳細については、該当製品に添付されているドキュメントを参照してください。
バグID | 問題 |
---|---|
672838 | Inserting a USB-850x device can result in an unusable device with internal errors on PharLap. Workaround: Remove and reinsert the device or reboot the system. |
675253 | When using the Port Configuration Utility, it is not possible to rename ports beyond 160. |
684861 | NI-XNET does not handle J1939 PDU1 broadcasts properly. |
684951 | Unaddressed J1939 Input Queue and Signal sessions do not receive data unless a stream session is also open on the interface. |
685825 | J1939 FIBEX databases that contain ECU names are not imported correctly, and saving the database will result in overwriting the name with 0. |
687144 | Extremely long strings passed to the XNET Create Session VI can cause LabVIEW to crash. |
687562 | Rev C (and later) PCI/PXI-8511 and -8512 devices might switch to Bus Off when attempting to transmit immediately following a reboot or Self-Test. |
687624 | NI-XNET CAN FD sessions (non-BRS) require CAN FD Baudrate to be set. |
688639 | Having multiple startup VIs that contain NI-XNET project sessions can cause a LabVIEW RT target to hang. |
以下は、今回のリリースで修正された問題の一部のIDとタイトルです。ここでは、修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。バグIDがわかっている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。
バグID | 概要 |
---|---|
664692 | In certain situations, removed hardware could appear as CAN-1, LIN-1, or FlexRay-1. |
667510 | Properties configured when adding an alias are ignored the first time the database is opened after modifying the source database. |
673342 | Errors returned from XNET property nodes cannot be cleared until all running VIs stop in LabVIEW. |
674352 | Bus Monitor and Database Editor display incorrect baud rate details for custom baud rates. |
679050 | In a built application (exe), some XNET I/O Controls do not show any values in the drop-down menu. |
684806 | Applications mixing the use of 32-bit and 64-bit baud rate properties causes errors. |
684870 | Expanding an XNET Device, Subframe, or LIN Schedule Entry IO control in an empty project crashes LabVIEW NXG. |
686078 | Default output payloads not handled properly for J1939 frames with payloads greater than 255 bytes. |
686083 | Transmitting multiple J1939 frames of different sizes in rapid succession results in corrupted frames on the bus. |
686442 | Reading single point frame input sessions with an insufficient frame count can cause LabVIEW to crash. |
NI-XNET PCI/PXIハードウェアとNI-CAN APIを併用する場合、『NI-CAN Hardware and Software Manual』の付録「NI-XNET Compatibility for NI-CAN」を参照してください。
LabVIEW Real-Timeターゲット上でNI-XNETソフトウェアをアップグレードする場合、ターゲットと同じバージョンのNI-XNETを実行するホストコンピュータを使用して、データベースファイルをそのターゲットに再デプロイする必要があります。
NI 986xモジュールと通信中のcRIOシャーシにモジュールを取り付ける/取り外すと、アプリケーションの失敗やデバイスを破損する可能性があります。
コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。
インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。
NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。
Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比べて機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も統合されています。NIのWindows 10サポートについては、ni.com/windows10を参照してください。
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer (NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。Windows 8.1におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8/jaを参照してください。
NI-XNETをLabVIEW NXGと併せて使用する場合は、以下の点について注意してください。
LabVIEW NXGのソフトウェアサポートは、以下の点で異なります。
LabVIEW NXGはNI パッケージマネージャを使用してインストールします。LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするには、次の手順を実行します。
<Ctrl-H>を押してマウスカーソルをオブジェクトの上に置くと、LabVIEWのコンテキストヘルプが表示されます。
LabVIEWウィンドウの右上隅にある検索バーを使用して項目を検索します。検索結果のコンテキストヘルプを参照することもできます。
その他のドキュメントは、ni.com/manualsで参照できます。
LabVIEWを起動して、学習タブをクリックします。
LabVIEWのレッスンはレッスンタブにあり、LabVIEWのサンプルはサンプルタブにあります。レッスンとサンプルの手順に従ってください。
著作権
© 2009-2018 National Instruments. All rights reserved.
著作権法に基づき、National Instruments Corporationの書面による事前の許可なく、本書のすべて又は一部を写真複写、記録、情報検索システムへの保存、及び翻訳を含め、電子的又は機械的ないかなる形式によっても複製又は転載することを禁止します。
NIは他者の知的財産を尊重しており、お客様も同様の方針に従われますようお願いいたします。NIソフトウェアは著作権法その他知的財産権に関する法律により保護されています。NIソフトウェアを用いて他者に帰属するソフトウェアその他のマテリアルを複製することは、適用あるライセンスの条件その他の法的規制に従ってそのマテリアルを複製できる場合に限り可能であるものとします。
エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項
エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。
米国政府の権利の制限
お客様が米国政府の機関、省又はその他の事業体 (「米国政府」と総称する) である場合、本書に記載の技術データの使用、複製、再製、公表、修正、開示又は転送は、民間機関用の連邦調達規則52.227-14と軍事機関用の国防省連邦調達規則補足252.227-7014及び252.227-7015に基づく限定権利条項の適用を受けます。
IVI Foundation Copyright Notice
Content from the IVI specifications reproduced with permission from the IVI Foundation.
The IVI Foundation and its member companies make no warranty of any kind with regard to this material, including, but not limited to, the implied warranties of merchantability and fitness for a particular purpose. The IVI Foundation and its member companies shall not be liable for errors contained herein or for incidental or consequential damages in connection with the furnishing, performance, or use of this material.
商標
NIの商標については、NI Trademarks and Logo Guidelines (ni.com/trademarks) を参照してください。本書中に記載されたその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標又は商号です。
特許
NI製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 (ヘルプ→特許)、メディアに含まれているpatents.txtファイル、又はni.com/patents/jaからアクセスできる「ナショナルインスツルメンツ特許情報」のうち、該当するリソースから参照してください。
374802L-0112