NI-CAN 18.5 Readme

2019年1月


このファイルには、NI-CAN 18.5のインストール手順、新機能、および修正された主なバグのリストなど、Windows 10/8.1/7およびLabVIEW™ Real-Time (ETS) 用のNI-CAN™ドライバソフトウェアに関する重要な情報が記載されています。



概要

サポートされているオペレーティングシステム

アプリケーションソフトウェアのサポート

インストール手順

製品のセキュリティおよび重要な更新

新機能および変更点

サポートされているハードウェア

バグの修正

プログラミングに関するその他のトピック

リリースノート

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1で使用する

法的情報


概要

NI-CANには、フル装備のアプリケーションプログラミングインタフェース (API)、およびナショナルインスツルメンツMeasurement & Automation Explorer (MAX) での構成と解析用ツールが備わっています。NI-CAN APIを使用すると、テストおよびシミュレーションの要件に合わせてカスタマイズされたアプリケーションを開発できます。


インストールメディアに含まれている『NI-CAN Software and Hardware Installation Guide』には、ナショナルインスツルメンツCANハードウェアの取り付けとソフトウェアのインストール手順が記載されています。


『NI-CAN Hardware and Software Manual』および『NI CAN Help』は、NI-CAN製品の主要ドキュメントです。これらのマニュアルには、CANの紹介、アプリケーション開発の開始方法に関する情報、すべてのNI-CAN関数の全般的なリファレンスが記載されています。


NI-CANドキュメントには、コンピュータでスタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI-CAN→NI-CANドキュメントを選択してアクセスできます。『Measurement & Automation Explorer Help for CAN』および『NI-CAN Help』は、Measurement & Automation Explorer (MAX) でヘルプトピックメニューからアクセスできます。


ナショナルインスツルメンツのLabVIEWおよびLabWindows™/CVI™開発環境では、各NI-CAN関数のオンラインヘルプから『NI-CAN Help』のリンクにアクセスできます。


サポートされているオペレーティングシステム

NI-CAN 18.5は、次のオペレーティングシステムをサポートしています。


  • Windows 10/8.11/7 SP12

1 NIソフトウェアは、VC2015ランタイムおよび.NET 4.6.2をインストールします。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2でこれらをサポートするには、Microsoftの更新プログラムが必要です。これらの更新のインストール方法については、MicrosoftのKB2919442およびKB2919355を参照してください。


2 NIソフトウェアは、SHA-256証明書により署名されています。Windows 7 SP1、Windows Embedded Standard 7 SP1、およびWindows Server 2008 R2 SP1でSHA-256をサポートするには、Microsoftの更新プログラムが必要です。このセキュリティ更新のインストール方法については、MicrosoftのKB3033929を参照してください。


メモ  NI-CANインストーラは、Windows Vista/XP/NT/Me/2000/98/95またはService PackなしのWindows 7のインストールをサポートしていません。NI-CAN 18.5をサポートされていないOSにインストールしたり、その上で実行したりすることはできません。NI-CAN 18.5を使用しているアプリケーションを、サポートされていないOSにデプロイしたり、配布したりすることはできません。また、NI-CAN 18.5がインストールされているコンピュータで作成されたインストーラは、サポートされていないOS上で実行されている、いかなるバージョンのLabVIEW、LabWindows™/CVI™、NI TestStand™、またはMeasurement Studioとも一緒に使用することはできません。


2016年に変更されたOSサポートの詳細については、技術サポートデータベース79UC78LS (Why Does My NI ADE Installer Fail on Windows XP/Vista and Windows Server 2003?) を参照してください。


メモ Windows 32ビットオペレーティングシステムのサポートでは、物理アドレス拡張 (PAE) を無効にする必要がある場合があります。これによりシステムが受ける影響および必要な対策については、ni.com/infoでInfo Codeに「PAESupport」と入力してください。


アプリケーションソフトウェアのサポート

NI-CAN 18.5では、次のバージョンのアプリケーションソフトウェア (サービスパックを含む) がサポートされています。NIアプリケーションソフトウェアを使用していない場合は、「Microsoft Visual Studioのサポート」を参照してください。


アプリケーションソフトウェアNI-CAN 18.5でサポートされているバージョン
LabVIEW (32ビット) 2015、2016、2017、2018、およびそれ以降3
LabVIEW RT (ETS)2015、2016、2017、2018、およびそれ以降3
LabWindows™/CVI™8.0以降

3  それ以降のバージョンのサポートは、このリリース時点では検証されていません。LabVIEWとLabVIEW RTの互換性に関する最新情報については、NI-CAN and LabVIEW/LabVIEW RT Compatibilityページを参照してください。

Microsoft Visual Studioのサポート

NI-CANでは、以下のバージョンのMicrosoft Visual Studioおよび関連するプログラミング言語がサポートされています。


プログラミング言語 NI-CAN 18.5でサポートされているバージョン
Microsoft Visual C/C++ 6.0以降
Microsoft Visual Basic 6.0以降

メモ  NI-CANは、Borland C/C++もサポートしています。


インストール手順

NI-CANソフトウェアをインストールするには、Administratorまたは管理者権限を持つユーザとしてログオンする必要があります。NI-CANソフトウェアのセットアッププログラムはシステムの構成レジストリを変更するため、管理者権限を必要とします。NI-CANソフトウェアをインストールするには、以下の手順に従ってください。


  1. CD-ROMドライブにNI-CAN Software for WindowsのCDを挿入します。CD-ROMドライブでデータCDが自動的に再生され、インストーラが起動します。インストーラが自動的に起動しない場合は、Windowsエクスプローラを使用してCDを開き、NI-CANのソフトウェアCDからautorun.exeファイルを起動してください。
  2. インストールウィザードに、NI-CANソフトウェアのインストールに必要な手順が指示されます。戻るボタンをクリックすると、戻って値を変更できます。キャンセルをクリックすると、セットアップを終了できます。
  3. インストールが終了したら、終了をクリックしてください。


バージョン 18.5.0以降のNI-CANは、システム上にあるLabVIEWの最新バージョンのサポートをインストールします。複数のバージョンのLabVIEWのサポートが必要な場合は、次の手順を実行します。


  1. NI-CAN 18.5.0以降をインストールします。
  2. コンピュータを再起動します。
  3. 最新バージョンのLabVIEWの次のフォルダを、古いバージョンのLabVIEWのフォルダにコピーします。[LVDIR]は、最新のLabVIEWバージョンのフォルダを示します。
    • [LVDIR]\vi.lib\nican
    • [LVDIR]\examples\nican
    • [LVDIR]\help\nicanhelp.chm
    • [LVDIR]\help\nicanhelp.txt
    • [LVDIR]\menus\Categories\Measurement\_NICAN
    • [LVDIR]\menus\Categories\Measurement\can.mnu

これで、両方のバージョンのLabVIEWでNI-CANを使用できるようになります。


NI-CAN APIは、LabVIEW 2015で一括コンパイルされています。これはVIの機能には影響しません。ただし、LabVIEW 2015以降でNI-CANサブVIの保存を求めるプロンプトが表示されます。このプロンプトを回避するには、上記のフォルダを一括コンパイルします。以前のバージョンのLabVIEWでNI-CANサポートが必要な場合は、以前のバージョンのNI-CANが必要です。


メモ  NI-CAN 18.5.0以降のインストーラは、以前のバージョンのLabVIEWのNI-CANサポートを削除します。既存のNI-CANインストールをアップグレードするためにNI-CAN 18.5.0以降をインストールした場合、システムにインストールされている最新バージョンのLabVIEWでのみNI-CANサポートを利用できます。他のLabVIEWバージョンのサポートを復元するには、上記の手順を実行します。NI-CANのインストールが完了した直後に、サポートファイルをすべてのバージョンのLabVIEWにコピーすることが重要です。


製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。


新機能および変更点

新機能およびNI-CAN 18.0からの変更点

NI-CAN 18.5では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW (32ビット) の最新バージョンのインストールへのサポートが追加されました。
  • NI-XNET対応ライブラリとNI-XNET 18.5以降で使用した場合のNI USB-8501デバイスへのサポートが追加されました。NI-XNET対応ライブラリは、NI USB-847xデバイスの制限を模擬し、ネットワークインタフェースオブジェクトを使用したフレームAPIのみをサポートしています。
  • NI-CAN内部エラーログの場所が、%PROGRAMDATA%\National Instruments\NI-CANに変更されました。
  • NI-CANインストーラは、システムにインストールされている最新バージョンのLabVIEWのみをサポートするように変更されました。複数のバージョンのLabVIEW (32ビット) がインストールされている場合、以前のバージョンへのサポートは削除されます

新機能およびNI-CAN 17.0からの変更点

NI-CAN 18.0では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2018 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2014サポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 16.0からの変更点

NI-CAN 17.0では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2017 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2013サポートが削除されました。
  • NI-XNET対応ライブラリとNI-XNET 16.1以降で使用した場合のNI USB-8502およびNI USB-8506デバイスへのサポートが追加されました。NI-XNET対応ライブラリは、NI USB-847xデバイスの制限を模擬し、ネットワークインタフェースオブジェクトを使用したフレームAPIのみをサポートしています。

新機能およびNI-CAN 15.0からの変更点

NI-CAN 16.0では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2016 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2012サポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 14.0からの変更点

NI-CAN 15.0では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2015 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2011サポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 2.7.5からの変更点

NI-CAN 14.0では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2014 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2010サポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 2.7.4からの変更点

NI-CAN 2.7.5リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2013 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 2009サポートが削除されました。
  • NI-XNET (LabVIEW 2010以降) をインストールすることにより、NI 9861および9862デバイスのサポートが追加されました。
  • NI-XNETハードウェアでのNI-CANコードの実行の詳細については、『NI-CAN Help』の「NI-XNET Compatibility for NI-CAN」を参照してください。


新機能およびNI-CAN 2.7.3からの変更点

NI-CAN 2.7.4リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2012 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 8.6サポートが削除されました。
  • Windows XPのService Pack 3以前のサポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 2.7.2からの変更点

NI-CAN 2.7.3リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2011 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 8.5サポートが削除されました。

新機能およびNI-CAN 2.7からの変更点

NI-CAN 2.7.2リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2010 (32ビット) のサポートが追加されました。
  • LabVIEW 8.2サポートが削除されました。

新規機能およびNI-CAN 2.6.xからの変更点

NI-CAN 2.7では、以下の機能が追加されました。


  • NI-XNET (LabVIEW8.5以降で利用可) をインストールすることにより、PCI-8511、8512、8513デバイスのサポートが追加されました。
  • NI-XNET (LabVIEW8.5以降で利用可) をインストールすることにより、PXI-8511、8512、8513デバイスのサポートが追加されました。

NI-XNETハードウェアでのNI-CANコードの実行の詳細については、『NI-CAN Help』の「NI-XNET Compatibility for NI-CAN」を参照してください。


新規機能およびNI-CAN 2.5.xからの変更点

NI-CAN 2.6.3リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 2009サポートが追加されました。
  • LabVIEW 7.1サポートが削除されました。

NI-CAN 2.6では、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 8.6サポートが追加されました。
  • LabVIEW 8.0.xサポートが削除されました。
  • C言語インタフェースおよびサンプルの場所が変更されました。

    Microsoft Visual C/C++ 6.0およびBorland C用の言語インタフェースおよびサンプルは、Program Files\National Instruments\NI-CAN\MS Visual C\ディレクトリからUsers\Public\Documents\National Instruments\NI-CAN\MS Visual C\ディレクトリ (Windows Vista) およびDocuments and Settings\All Users\Shared Documents\National Instruments\NI-CAN\Examples\MS Visual C\ディレクトリ (Windows XP/2000) に変更されました。この変更により、Windows Vistaでユーザがディレクトリに変更を保存したり、ファイルを追加したりできるようになりました。

    NIEXTCCOMPILERSUPP環境変数は、C言語サポートファイル (.hおよび.lib) の位置にエイリアスとして提供されています。アプリケーションのコンパイル時やリンク時に、この変数を使用します。

NI-CAN 2.5.1リリースでは、以下の機能が追加されました。


  • LabVIEW 8.5サポートが追加されました。

サポートされているハードウェア

NI-CAN 18.5でサポートされているハードウェアモデルは、次のとおりです。


  • PCI-CAN、PCI-CAN/2 (高速、シリーズ1および2)
  • PCI-CAN/LS、PCI-CAN/LS2 (低速/耐故障、シリーズ1および2)
  • PCI-CAN/DS (ポート1は高速、ポート2は低速のデュアルスピード、シリーズ1)
  • PCI-CAN/XS、PCI-CAN/XS2 (ソフトウェア選択可能 HS/LS/SW、シリーズ2)
  • PXI-8460、1ポートまたは2ポート (低速/耐故障、シリーズ1および2)
  • PXI-8461、1ポートまたは2ポート (高速、シリーズ1および2)
  • PXI-8462 (ポート1は高速、ポート2は低速のデュアルスピード、シリーズ1)
  • PXI-8464、1ポートまたは2ポート (ソフトウェア選択可能 HS/LS/SW、シリーズ2)

このバージョンのNI-CANソフトウェアでは、Windows環境で以下のナショナルインスツルメンツ製ハードウェアがサポートされています。


  • USB-8472 (低速/耐故障CAN)
  • USB-8472s (同期制御付き低速/耐故障CAN)
  • USB-8473 (高速CAN)
  • USB-8473s (同期制御付き高速CAN)
  • USB-8476 (LIN)
  • USB-8476s (同期制御付きLIN)
  • PCMCIA-CAN、PCMCIA-CAN/2 (シリーズ1および2)

ナショナルインスツルメンツ シリーズ1 CANハードウェア製品の一部は、このバージョンのNI-CANではサポートされていません。以下のハードウェア製品をサポートするには、NI-CAN バージョン2.2 (ni.comからインストール可能) をインストールしてください。


  • PCI-CAN (1998年以前のCANカード、製品番号: 183887A-01、183887B-01)
  • PCI-CAN/2 (1998年以前のCANカード、製品番号: 183887A-02、183887B-02)
  • PCMCIA-CAN (1998年以前のCANカード、製品番号: 184272A-01、184272B-01、184272C-01)
  • PCMCIA-CAN/2 (1998年以前のCANカード、製品番号: 184272A-02、184272B-02、184272C-02)

以下のAT (ISA) ハードウェア製品のサポートには、NI-CANバージョン2.1.3 (ni.com/jpからインストール可能) をインストールしてください。


  • AT-CAN
  • AT-CAN/2 (ISAPNPカード、高速、シリーズ1)

NI-CANソフトウェアはナショナルインスツルメンツのCANハードウェア製品のみをサポートします。他社のCAN製品に関するソフトウェアの詳細については、該当製品に添付されているドキュメントを参照してください。


バグの修正

以下は、NI-CAN 2.7.5からNI-CAN 18.5の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDがわかっている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
414367When using a Real-Time target, some NI-XNET cards may display as "Unknown Device."
644400Example projects might not compile after an upgrade because the location of the NI-CAN CVI header file (nican.h) in not consistent across versions.
714191NI USB-847x devices can lose frames or cause a system crash while transmitting.
717841Repeatedly calling ncConfig with interface numbers larger than 260 (e.g., CAN99999) can lead to an unhandled exception and crash in ncConfig.

以下は、NI-CAN 2.7.4からNI-CAN 2.7.5の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
361899Memory corruption possible when reading data in LabVIEW.

以下は、NI-CAN 2.7.2からNI-CAN 2.7.3の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
251950System hangs with ncAction Start when Log Start Trigger attribute is enabled.
282965USB CAN modules disappear from MAX when multiple processes are executed at the same time.

以下は、NI-CAN 2.7.1からNI-CAN 2.7.2の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
145168MUX in Motorola byte order does not work properly when sending less than a full 8-byte frame.
242580Scheduler assertion error on NI PXI-8109 real-time controller when using ports on two different devices.

以下は、NI-CAN 2.6.2からNI-CAN 2.7.1の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
142729NI USB-8473s synchronization fails with traffic on the bus.
226671Error R6030 when compiling NI-CAN application in Visual Studio 2008.
233936The nctInitStart function fails with NI-XNET compatibility error.

以下は、NI-CAN 2.6.1からNI-CAN 2.6.2の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
139394Terminating an NI-CAN process on one CAN port might affect other CAN ports or cards.

以下は、NI-CAN 2.7.2.6からNI-CAN 2.6.1の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
122723Blue screen when removing an NI USB-847x or PCMCIA CAN interface while running an NI-CAN application on it.
120242Warning states should not trigger a notification callback.

以下は、NI-CAN 2.5.2からNI-CAN 2.6の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
103680Timeline Recovery attribute for ncWriteNetMult VI/function does not work.
55364Importing a CAN database in MAX incorrectly changes datatype for extended arbitration IDs.
93911Calling ncClose frequently may result in a firmware no response error.
95354Notification functions/ncWait for Read operations do not work on NI-847x interfaces.
42012Using the timestamped input read mode with 64 tasks causes a kernel overflow error.
40750You cannot set the Single Shot property when the Network Interface Object is running.
94653The ncOpen function/VI could fail to start communication fast computers.

以下は、NI-CAN 2.5.1からNI-CAN 2.5.2の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
4DAGR870NI-CAN 2.5.1 does not install VIs to support synchronization between Traditional NI-DAQ and CAN for LabVIEW 8.5.

以下は、NI-CAN 2.7.2.5からNI-CAN 2.5.1の間に修正された問題 (バグ) のタイトルとIDです。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。このリストは、NI-CANの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。


バグID修正された問題
47P90370Fixed an issue where the LIN firmware was incorrectly calculating the enhanced checksum using the unprotected ID.
47ICPNSPFixed an issue where CAN objects would not restart correctly when the Network Interface is restarted.
48H8PQ70Fixed an issue where the computer would crash when the function SetProcessWorkingSetSize() is used to increase buffer memory.

プログラミングに関するその他のトピック

NI-DAQ同期VI

従来のNI-DAQドライバソフトウェアはWindows VistaおよびWindows 7でサポートされていないため、以下のCAN/DAQ同期VIは、Windows VistaまたはWindows 7で使用できません。


  • CAN Clear with NI-DAQ.vi
  • CAN Clear Multiple with NI-DAQ.vi
  • CAN Sync Start with NI-DAQ.vi
  • CAN Sync Start Multiple with NI-DAQ.vi

CANdb(*.DBC)ファイルのサポート

NI-CANは、Vector社のCANdbまたはCANdb++ Editorを使用して作成されたCANdbネットワークファイルをサポートします。CANdbファイルからの情報は、Measurement & Automation Explorer (MAX) で、またはNI-CAN Channel APIとともに使用できます。詳細については、『NI-CAN Help』の「Using the Channel API」を参照してください。


NI-CANは、Vector社製品のCANモジュールを使用して作成されたCANdbネットワークファイルをサポートします。NI-CANは、J1939、ISO11783、NMEA2000などの上位階層CANプロトコルのモジュールを使用して作成されたCANdbファイルを完全にはサポートしていません。このようなモジュールでサポートされている機能を表示するには、CANdbファイルをMAXにインポートします。NI-CANでは、サポートされていないオブジェクトに対してエラーダイアログが表示され、このようなオブジェクトには赤いマークが付きます。たとえば、マルチフレームメッセージ (8バイト以上) のJ1939プロトコルは、NI-CANの現行バージョンではサポートされていません。


Frame APIでLabVIEWのGet/Set Attributeを更新する

NI-CAN 2.4以降では、複数の新規Frame API属性が用意されています。旧バージョンのNI-CANで作成されたLabVIEWのVIがある場合、NI-CAN 2.4以降にアップグレードしても、自動的にAttrId入力の定数または制御器を更新するわけではありません。新規の属性を使用するには、更新されたしたNI-CAN VIのAttrId入力を使用して、旧バージョンの定数および制御器を置換してください。


新規のFrame API属性を使用しない場合は、互換性の目的で古いバージョンの定数と制御器の使用を続けることができます。


この問題は、LabVIEWのChannel APIには適用されません。Get/Set Property関数は多態性VIとして提供されるので、Get/Set Property関数は自動的に更新されます。


リリースノート

  • NI-CAN用NI-XNET互換レイヤは、現在以下のハードウェアをサポートしています。
    • PCI-8511、PCI-8512、PCI-8513、PXI-8511、PXI-8512、およびPXI-8513 (WindowsおよびPhar Lap)
    • NI 9861およびNI 9862 (Windowsのみ) (LabVIEWでは、これらのモデルはPCI-8511およびPCI-8512 1ポートの異形として表示される。)
    • USB-8501、USB-8502、およびUSB-8506 (Windowsのみ、フレームAPIのみ)
  • NI-CAN用NI-XNET互換レイヤは現在LabVIEWサンプルであるChannel Monitor.viをサポートしていません。
  • USB-LINインタフェースでは、LINバスを終端処理する必要があります。通常、これはマスタノードで行われます。USB-LINで終端を有効または無効にする方法については、Frame APIでncSetAttribute属性関数を参照してください。
  • USB-LINインタフェースには、8–18 Vからの外部電源が必要です。所要電力の詳細については、ni.comでハードウェア仕様を参照してください。
  • ハードウェアが最初に検出されると、USB LEDは緑色と橙色を交互に素早く点灯します。
  • 重大なエラーが発生すると、USB LEDがエラーコードパターンで点滅することがあります。長時間の点滅と短時間の点滅の数を確認し、ナショナルインスツルメンツの技術サポートまでご連絡ください。
  • USB CANまたはLIN製品でUSBハブを使用する場合は、ハブに電源を供給する必要があります。
  • USB特有の遅延により、ホスト側のドライバはNI USB-847xシリーズデバイスが受け取るデータや状態を、プラグイン (PCI、PXI、またはPCMCIAなど) インタフェースからのデータよりも遅く処理する可能性があります。タイムスタンプはハードウェアで生成されるため、これはタイムスタンプには影響しませんが、NI USB-847xシリーズデバイスでは、プラグインハードウェアでは発生しないタイムアウトエラーが発生することがあります。このようなタイムアウトエラーを避けるには、特定の状態を待機する関数のタイムアウト値を大きくします。

NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。


インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。


NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10で使用する

Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比べて機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も統合されています。NIのWindows 10サポートについては、ni.com/windows10を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1で使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer (NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。NIのWindows 8.1サポートについては、ni.com/windows8を参照してください。



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著作権


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エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。


  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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商標


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特許


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374799F-0112