LabVIEW 2015 SP1 Real-Timeモジュール Readme

2015年12月


このファイルには、Real-Timeモジュールのインストール手順、新機能、LabVIEW 2015 SP1 Real-Timeモジュールで修正された主なバグの一覧、および既知の問題など、重要な情報が記載されています。


概要

システム要件

アプリケーションソフトウェアのサポート

インストール手順

製品のセキュリティおよび重要な更新

既知の問題

バグの修正

ヘルプにアクセスする

サンプルを検索する

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

Microsoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003のNIソフトウェアサポート

法的情報


概要

LabVIEW Real-Timeモジュールは、信頼性の高い、スタンドアロンの組込システムをグラフィカルなプログラミング環境で作成できる包括的なソリューションです。LabVIEW開発環境へのアドオンとして、LabVIEW Real-Timeモジュールは、NI CompactRIO、NI CompactDAQ、NI Single-Board RIO、PXI、ビジョンシステム、または他社製PCも含む組込ハードウェアデバイスでダウンロードおよび実行できる、グラフィカルな確定的アプリケーションの開発とデバッグに役立ちます。


システム要件

  • LabVIEW 2015 SP1開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システム(32ビット)
  • LabVIEWで推奨される最小容量プラス200 MBのディスク容量
  • アプリケーション開発用に以下のオペレーティングシステムのうちの1つ:
    • Windows 10
    • Windows 8.1
    • Windows 7 Service Pack 1
    • Windows Vista
    • Windows XP Service Pack 3 Professional
    • Windows Server 2003 R2(32ビット)
    • Windows Server 2008 R2(64ビット)

その他のシステム要件とLabVIEW 2015 SP1でサポートされているオペレーティングシステムについては、『LabVIEW Readme』を参照してください。


メモ:


  • Real-TimeモジュールはLabVIEW(32ビット)のみと互換性があります。そのため、64ビットのOSを使用する場合でもLabVIEW(32ビット)がインストール済みである必要があります。
  • ホストコンピュータのLabVIEWで設計するアプリケーションのサイズによっては、LabVIEWで推奨される最小メモリよりも多くのメモリが必要な場合があります。
  • Windows Server 2003 R2のサポートには、物理アドレス拡張(PAE)を無効にする必要がある場合があります。このことがWindows Server 2003 R2の使用に及ぼす影響とその対処方法については、NIのウェブサイトを参照してください。
  • Real-TimeモジュールはR2以外のWindows Serverはサポートしません。

Real-Timeモジュールでは、以下のリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)がインストールされます。ターゲットがどのRTOSを使用するかについての情報は、RTターゲットハードウェアのドキュメントを参照してください。


  • NI ETS
  • NI Linux Real-Time
  • VxWorks

メモ:  各RTOSはLabVIEW機能のサブセットのみをサポートします。各RTOSでサポートしていないLabVIEWの機能と注意事項のリストは、『LabVIEWヘルプ』の目次タブでReal-Timeモジュール→Real-Timeオペレーティングシステムブックを参照してください。


アプリケーションソフトウェアのサポート

以下の表には、LabVIEW 2015 SP1 Real-Time Moduleでサポートされているアプリケーションソフトウェア(サービスパックを含む)のバージョンがリストされています。


アプリケーションソフトウェア 製品でサポートされているバージョン
LabVIEW 2015 SP1(32ビットのみ)

インストール手順

LabVIEW 2015 SP1プラットフォームメディアを使用して、Real-Timeモジュールを含むすべてのLabVIEW製品をインストールすることができます。インストール手順とシステム要件については、LabVIEWプラットフォームメディアの『LabVIEWインストールガイド』を参照してください。


LabVIEWプラットフォームメディアを追加注文するには、NIのウェブサイトをご参照ください。


メモ  この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。


RTターゲットに日本語と中国語をインストールし使用する方法

RTターゲットにインストールして日本語および中国語を使用するには、Real-Timeモジュールを開発用コンピュータにインストール後に以下の手順を実行してください。


  1. NI Measurement & Automation Explorer(NI MAX)でLabVIEW Real-Timeソフトウェアインストールウィザードを使用して、RTターゲットにLanguage Support for JapaneseまたはLanguage Support for Simplified Chineseソフトウェアコンポーネントをインストールします。LabVIEW Real-Timeソフトウェアウィザードの詳細については、『Measurement & Automation Explorerヘルプ』を参照してください。
  2. システム設定タブを開き、ロケールから日本語または簡体中国語を選択します。

メモ:  RTターゲットのディレクトリ名またはファイル名に日本語または簡体字中国語を使用することはできません。


製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。


既知の問題

ソフトウェアとドキュメントの既知の問題のリストはオンラインで参照できます。Real-Timeモジュールの既知の問題の最新リストについては、NIのウェブサイトを参照してください。


バグの修正

以下は、Real-Timeモジュールで修正された一部の問題のIDとタイトルです。このリストは、Real-Timeモジュールの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。バグIDをご存知の場合、この一覧で修正状況を確認いただけます。


ID Fixed Issue
537230 Modifications to a VI with dynamic references break the VI with error -1055 at any Property Node.
539908 The Two Button Dialog function does not wait for user input and always returns False from the T button? output.

ヘルプにアクセスする

Real-Timeモジュールについての情報は、LabVIEWからヘルプ→LabVIEWヘルプを選択することでアクセス可能な、『LabVIEWヘルプ』を参照してください。


サンプルを検索する

LabVIEWからヘルプ→サンプルを検索を選択して、NIサンプルファインダを起動します。Real-Timeモジュール用のLabVIEWサンプルは、labview\examples\Real-Time Moduleディレクトリにあります。サンプルVIをアプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルから作成したVIにコピーして貼り付けたりすることができます。


NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。ただし、2012年8月リリース(NIインストーラのバージョン 3.1以降を使用した製品)以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。


インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。


NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比較すると機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も融合されています。Windows 10におけるNIのサポートについては、ni.com/windows10を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer(NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。


NI 起動ツールを使用する

NI 起動ツールは、インストールされているNI製品の検索および起動に使用します。前バージョンのMicrosoft Windowsにあるスタートメニューと似た方法でNI製品の検索が可能です。NI 起動ツールを使用するには、アプリ画面にあるNI 起動ツールタイルをクリックします。NI 起動ツールがデスクトップを開き、NI製品の一覧を含むメニューが表示されます。起動するNI製品をクリックします。


メモ  NI MAXをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、ショートカットがデスクトップに表示されません。NI MAXはアプリ画面またはNI 起動ツールから開くことができます。


頻繁に使用するアプリケーションをピン留めする

MAXなど特に頻繁に使用するNIアプリケーションをスタート画面またはデスクトップのタスクバーに便利にピン留めできます。


現在のアプリケーションアイコンの場所ピン留めするための操作
Windows 8.1デスクトップデスクトップタスクバーアプリケーションを右クリックしてタスクバーにピン留めするを選択
Windows 8.1デスクトップ スタート画面アプリケーションを右クリックしてスタートにピン留めを選択
Windows 8.1スタート画面デスクトップタスクバーアプリケーションを右クリックして画面の下にあるメニューバーからタスクバーにピン留めするを選択

すべてのプログラムを検索する

スタート画面からドキュメントファイルなどの特定なアプリケーションまたはそれに関連するファイルを検索したい場合、アプリ画面からすべてのインストール済みファイルにアクセスできます。アプリ画面を開くには、画面左下にある下矢印をクリックします。


Windows 8.1におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8 を参照してください。


LabVIEW Real-TimeモジュールはMicrosoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003のサポートを2016年に停止

LabVIEW Real-Timeモジュールは、Microsoft Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003のサポートを2016年7月1日に終了します。2016年7月1日以降に出荷されるReal-Timeモジュール製品のほとんどのバージョンは、Windows Vista、Windows XP、またはWindows Server 2003にインストールしたり、その上で実行したりできません。NIアプリケーションソフトウェアの製品ライフサイクルの詳細については、ni.com/jp/infoで以下のInfo Codeを入力してください。


製品 Info Code
LabVIEW lifecyclejp
LabWindows™/CVI™ cvi_lifecycle_jp
Measurement Studio mstudiolifecyclejp
TestStand tslcpjp
DIAdem ddlcpjp
SignalExpress selcpjp
VeriStand nivslifecyclejp

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エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項


エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。


  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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