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ナショナルインスツルメンツでは、スキャン機能付きスイッチを提供しています。このドキュメントでは、さまざまなスキャンオプション、ハードウェアの設定、および複数モジュールをスキャンする際のプログラミング手法を説明しています。読者対象として、単一モジュールスキャンにおけるハードウェア設定およびプログラミングの基本知識があるユーザを想定しています。
単一モジュールスキャンの詳細については、『NI スイッチヘルプ』で「NI-SWITCHのプログラミング→機能→スキャン→NI デジタルマルチメータを使用してNI スイッチをスキャンする」と開いて「単一モジュールのスキャン」トピックを参照してください。
スキャンは通常、測定デバイスなど他のデバイスのイベントと接続タイミングを同期する場合に使用します。スキャンを使用する場合は、イベントの後に実行する接続リストの作成が必要となります。接続は、スイッチのメモリにダウンロードされるスキャンリストに入力されます。スイッチモジュールがアームされ、トリガ設定がリスト内をどのような順番で実行するかを決定すると、スキャンリストの最初のエントリが実行されます。スキャンリストは、連続的に、または指定した回数だけ実行できます。
ハードウェアタイミングスキャンのオプションには、同期スキャンとハンドシェイクの2つがあります。
ソフトウェアトリガスキャン
ソフトウェアトリガスキャンでは、「niSwitchソフトウェアトリガを送信」VI、または「niSwitch_SendSoftwareTrigger」が呼び出されるとスキャンリストを先に進めます。後続のエントリは、「niSwitchソフトウェアトリガを送信」VI、または「niSwitch_SendSoftwareTrigger」関数が呼び出されるたびに実行されます。
同期スキャン
スイッチがデジタルパルスを受信するとスキャンリストの各エントリが実行されます。このデジタルパルスはトリガ入力(TI)と呼ばれます。一般に、同期スキャニングでは、デジタルマルチメータ(DMM)を使用します。DMMは、一定の間隔で測定を行い、デジタルパルス「測定完了(MC)」を生成するようにプログラミングします。スイッチがこのデジタルパルスを受信すると、スキャンリスト内の次のエントリが実行されます。DMMの測定間隔は、少なくともスイッチが作動して整定する時間を考慮して設定する必要があります。
ハンドシェイク
ハンドシェイクは、同期スキャンとほとんど同じですが、各接続のセットの後にスイッチから測定デバイスに「スキャナアドバンス(SA)」というデジタルパルスが返される点で異なります。DMMは、一定の間隔で測定を行うようにプログラミングする必要がなく、パルスをトリガとして測定を実行します。DMMでは、最初の測定を実行する前にアームしてトリガを受信できる状態にする必要があります。その後スイッチがアームされ、スキャンリストの最初のエントリを実行し、SAトリガを生成し、次のエントリを実行するトリガとなるデジタルパルスを待機します。DMMは、このデジタルパルスを受信すると、最初の測定を実行し、MCを生成します。スイッチがこのデジタルパルスを受信すると、スキャンリスト内の次のエントリが実行され、次のSAが生成され、この動作が繰り返されます。
PXIスイッチは、他のPXIカードと同様にPXIシャーシのPXIコントローラによって制御され測定デバイスによってトリガされるため、コントローラは必要ありません。SCXIスイッチにはNI 4021、NI 4060、またはNI 407xなどの専用コントローラが必要ですが、一般にDMMなどの測定デバイスによってトリガすることもできます。
SCXIスイッチによるスキャンでは、スイッチコントローラはアプリケーション開発環境(ADE)とスイッチ間の通信を行います。SCXIプロトコルを使用する場合、コントローラはプログラムで選択したパラメータを設定するためスイッチと通信して、スキャンリストをスイッチメモリにダウンロードします。トリガを送信するデバイスが、スイッチのスキャンリストでエントリを先に進める役割を果たします。
スイッチコントローラとトリガデバイスは同じデバイスである必要はありません。たとえば、NI 4021にはトリガ機能はなく、スイッチコントローラとしてのみ使用できます。NI 4021で制御する場合は、SCXIスイッチをトリガするためにNI DMMを使用する必要があります。SCXIスイッチを制御するためにNI DMMを使用する際は、他のデバイスの必要なしにトリガを送信できます。制御に使用するDMM、ケーブルスキーム、およびSCXIスイッチがスキャン機能のタイプ、つまり同期スキャンかハンドシェイクかを決定します。
SCXIスイッチの制御またはトリガには、SH9MD-AUXケーブルおよびAUXトリガケーブルの2種類のケーブルを使用します。
SH9MD-AUXケーブル
このケーブルは、スイッチコントローラ(4021、DMM、Eシリーズ)からSCXIスイッチへのSCXI通信の伝送に使用します。
- このケーブルをNI 4060と併用すると、DMMからスイッチへのSCXI通信とMC信号のみを伝送できますが、この場合は同期スキャンのみが可能となります。
- このケーブルをNI 407xと併用すると、スイッチからDMMへのSCXI通信、MC信号、SAを伝送でき、同期スキャンとハンドシェイクが可能です。
- このケーブルをNI 4021と併用すると、SCXI通信のみが可能です。このケーブルではスキャントリガを送信できません。
AUXトリガケーブル
このケーブルは、トリガをNI DMMから分離するために使用します。DMMはこのケーブルでトリガを送受信できますが、SCXIスイッチを制御できません。これら2つのトリガはスイッチモジュールの端子台またはフロントパネルに接続します。このケーブルの一方は「VOLTMETER COMPLETE」とラベル表示され、DMMからのMC信号を伝送します。もう一方は「EXT TRIG IN」とラベル表示され、スイッチからDMMへSAを伝送します。このケーブルはPCIまたはPXIのDMMとPXIまたはSCXIのスイッチ間で使用できます。
高電圧SCXIバックプレーン
SCXIスイッチはSH9MD-AUXケーブルとの接続にバックプレーンアダプタが必要です。バックプレーンはSH9MD-AUXから、バックプレーンの最も右側にあるスイッチの背面へ信号を経路設定します。これらのバックプレーンは2~8台のSCXIスイッチに接続できます。
PXI-1011には統合型バックプレーンがあり、これは8台のSCXIスイッチすべてに接続しますが、MAXでSCXIシャーシを作成する際はSH9MD-AUXケーブルから信号を受信するSCXIスイッチを1台選択する必要があります。
SCXI-1127、SCXI-1128、またはSCXI-1129を使用している場合、これらのバックプレーンを使用して、バックプレーンに接続されているすべてのSCXIスイッチ間で高電圧信号を共有し、DMMへ経路設定できます。SH9MD-AUXケーブルから1台のSCXIスイッチのみに経路設定されるデジタル信号とは異なり、高電圧信号はバックプレーンに接続されたすべてのスイッチ間で共有されます。ケーブルHV8-BAN4は、SCXIバックプレーンをNI DMMに接続するために使用します。図6の丸で囲んだ部分はSH9MD-AUXケーブルの9ピンDINコネクタです。利用可能なバックプレーンキットは、SCXI-1357、SCXI-1358および/またはSCXI-1359の3つです。
SCXIスイッチは制御またはトリガのためのSH9MD-AUXケーブルとの接続にバックプレーンが必要です。複数モジュールスキャンでは、コントローラまたはトリガデバイスに接続するためにSCXIスイッチ1台のみが必要です。
スキャン操作でNI スイッチを使用する場合に考慮する要因として、スイッチの機能、シャーシの機能、およびスキャンモードがあります。特定のハードウェア設定では、単一モジュールスキャンが可能な場合のみ複数モジュールスキャンが可能です。単一モジュールスキャン機能があっても、複数モジュールスキャン操作が可能であるとは限りません。
INPUT トリガ入力 | OUTPUT スキャナアドバンス | |
SCXI-1127 SCXI-1128 | SCXI trig 0 前面、背面 | SCXI trig 2 前面 |
SCXI-1129 | すべてのSCXI trig 前面、背面 | すべてのSCXI trig 前面 |
SCXI-1193 SCXI-1166 SCXI-1130 SCXI-1167 | すべてのSCXI trig 前面、背面 | すべてのSCXI trig 前面、背面 |
SCXI-1169 | すべてのSCXI trig 背面 | すべてのSCXI trig 背面 |
PXI-2501 PXI-2503 PXI-2593 PXI-2566 PXI-2529 PXI-2530 PXI-2567 | すべてのPXI trig 前面 | すべてのPXI trig 前面 |
PXI-2532 PXI-2565 PXI-2568 PXI-2569 PXI-2570 PXI-2575 PXI-2590 PXI-2591 | すべてのPXI trig | すべてのPXI trig |
使用するDMM、スイッチ、およびケーブルにより、さまざまなDMM/スイッチシステムを分類できます。以下の表では、可能な各システムに英文字を割り当てています。
システム
スイッチ | A PXI/SCXI内部ライン | B AUXトリガ ケーブル | C SH9MD AUXケーブル | D PXIトリガ ライン | E AUXトリガ ケーブル |
1127, 1128 | S7 | S6,H9 | S5 | ||
1129 | S7,H*10 | S6,H9 | S5 | ||
1193, 1166 1130, 1167 1169 | S7,H*10 | S6,H9 | S5,H*8 | ||
2501, 2503 2566, 2593 2530, 2567 2529 | S1,H3 | S2,H4 | |||
2565, 2590 2591, 2569 2570, 2568 2532, 2575 | S1,H3 | ||||
1160, 1161 1163R, 1190 1191, 1192 | スキャンはサポートされていません |
SまたはHに続く数字はセットアップ番号を示します。セットアップについては、複数モジュールスキャンに関するセクションで説明されています。たとえば、AUXトリガケーブルを使用して複数のSCXI-1130モジュールで同期スキャンを行う場合、セットアップ6を参照します。PXIトリガラインを使用して複数のPXI-2529でハンドシェイクを行う場合、セットアップ3を参照します。
NI-DAQmx APIを使用して複数のスイッチをスキャンするプログラムを作成するには、同梱のスイッチ用NI-DAQmxサンプルSwitch Scanning with DMM - synchronous.vi(同期スキャンセットアップ用)およびSwitch Scanning with DMM - Handshaking.vi(ハンドシェイクセットアップ用)を使用します。スキャン操作を行うすべてのスイッチに対して、DAQmx Switch Set Topology and Reset.vi(図7)を追加してください。同梱のスイッチ用NI-DAQmxサンプルは¥Program Files¥National Instruments¥LabVIEW¥7.0¥examples¥DAQmx¥Switchesにインストールされています。
NI-DAQmxのトリガ入力(TI)はアドバンストリガと呼ばれ、スキャナアドバンス(SA)はアドバンス完了トリガと呼ばれます。
NI-SWITCH APIを使用して複数のスイッチをスキャンするプログラムを作成するには、同梱のNI-SWITCHサンプルniSwitch DMM Switch Synchronous Scanning.vi(同期スキャンセットアップ用)およびniSwitch DMM Switch Handshaking.vi(ハンドシェイクセットアップ用)を使用します。スキャン操作に関連するすべてのスイッチに対して、スイッチLabVIEW VIを複製します。同梱のNI-SWITCHサンプルは¥Program Files¥National Instruments¥LabVIEW 7.0¥examples¥instr¥niSwitchにインストールされています。
NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト
スキャン操作中にスイッチのスキャンリストに入力するには、以下の処理を使用します。この例では、3台のスイッチで4つのチャンネルを連続的にスキャンします。
スイッチ1のスキャンリスト
スイッチ1のスキャンリストで、スキャンしたいチャンネルを入力し、その後ろに他のスキャンリストにあるチャンネル数の合計に1を加えた数のセミコロン(;)を入力します。この例では、チャンネルエントリ後のセミコロンの合計数は9です。
スキャンリストは「ch0:3com0;;;;;;;;;」のようになります。
スイッチ2のスキャンリスト
スイッチ2のスキャンリストで、最初のスキャンリストのチャンネル数と同じ数のセミコロンを入力し、続いてスイッチ2でスキャンしたいチャンネルを入力して、最後に残りのスキャンリストにある合計チャンネル数に1を加えた数のセミコロンを入力します。この例では、チャンネルエントリ前のセミコロンの数は4、チャンネルエントリ後のセミコロンの数は5です。
スキャンリストは「;;;;ch0:3com0;;;;;」のようになります。
スイッチ3のスキャンリスト
スイッチ3のスキャンリストで、これ以前のすべてのスキャンリストにあるチャンネルの合計数と同じ数のセミコロンを入力し、その後ろにスキャンするチャンネルを入力して、最後にセミコロンを1つ入力します。この例では、チャンネルエントリ前のセミコロンの合計数は8です。
スキャンリストは「;;;;;;;;ch0:3com0;」のようになります。
表4に、スキャン機能があるすべてのNIスイッチに対する、サポートされているAPIの詳細を示します。
PXIスイッチ | NI-DAQ | NI-SWITCH | |||||
mx 7.1 | mx 7.2 | mx 7.3 | 2.0 | 2.1 | 2.2 | 2.3 | |
PXI-2501 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2503 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2529 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
PXI-2530 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
PXI-2565 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2566 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2567 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
PXI-2590 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2591 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2593 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PXI-2568 | - | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |
PXI-2569 | - | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |
PXI-2570 | - | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |
PXI-2532 | - | - | ○ | - | - | - | ○ |
PXI-2575 | - | - | ○ | - | - | - | ○ |
SCXIスイッチ | NI-DAQ | NI-SWITCH | |||||
mx 7.1 | mx 7.2 | mx 7.3 | 2.0 | 2.1 | 2.2 | 2.3 | |
SCXI-1127 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1128 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1129 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1130 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1160 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1161 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1163R | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1166 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1167 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1193 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SCXI-1169 | - | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |
すべてのPXIスイッチはPXIトリガラインから入力トリガを受信できます。このセットアップでは、トリガ用にDMMからPXIスイッチへのケーブルは不要です。DMMはPXIトリガラインを介してMCをPXIスイッチに送信します。
NI-DAQmxを使用したPXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Sync.viを使用します。
NI-DAQmxでプログラミングできるスイッチについては表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
「アドバンストリガソース」入力については、任意のモジュールから任意のPXIトリガラインを選択します。この例では、「/PXI1Slot4/PXI_Trig0」を選択しました。DMMのMC送信先は、同じトリガライン「TTL 0」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したPXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Synch Int.viを使用します。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
トリガ入力はすべてのスイッチに対して同じで、DMMからのMC信号の割当先に一致します。
PXIスイッチによっては、フロントパネルまたは端子台から入力トリガを受信できるものがあります。このセットアップでは、AUXトリガケーブルを使用します。DMMからのMC信号を、PXIスイッチのフロントパネルまたは端子台の適切な外部トリガ入力端子に接続します。
NI-DAQmxを使用したPXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Sync.viを使用します。
NI-DAQmxでプログラミングできるスイッチについては表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
「アドバンストリガソース」入力については、DMMからのAUXトリガケーブルがスロット4のPXIスイッチのフロントパネルまたは端子台に接続されている場合は「/PXI1Slot4/TrigIn」を選択します。NI DMMの測定完了割当先は「外部」に設定されている必要があります。
NI-SWITCHを使用したPXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Sync Ext.viを使用します。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
「niSwitchトリガ入力を接続」VIを、DMMからのAUXトリガケーブルが接続されているスイッチの構成に追加します。トリガ入力コネクタについては「フロントコネクタ」を、トリガ入力バスラインについては「TTLn」を選択します。このPXIトリガラインはすべてのスイッチに対するトリガ入力でも選択する必要があります。DMMのMC送信先は「外部」に設定されている必要があります。
複数のPXIスイッチとのハンドシェイクを行うには、内部PXIトリガラインを使用できます。このセットアップでは、DMMとPXIスイッチ間のトリガケーブルは不要です。
NI-DAQmxを使用したPXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Hand.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
「アドバンストリガソース」入力については、任意のPXIスイッチから任意のPXIトリガラインを、「アドバンス完了出力端子」については、その他のPXIトリガラインを選択します。この例では、「PXI1Slot4/PXI_Trig0」と「PXI1Slot4/PXI_Trig1」を選択しました。DMMのMC送信先は「アドバンストリガソース」と同じPXIトリガラインに設定し、トリガ入力は「アドバンス完了出力端子」と同じPXIトリガラインを設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したPXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Hand Int.viを使用します。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
トリガ入力はすべてのスイッチに対して同じPXIトリガラインで、DMMのMC信号の送信先に一致します。スキャンアドバンス出力はすべてのスイッチに対して同じPXIトリガラインで、DMMのトリガソースに一致します。
PXIスイッチによっては、フロントパネルまたは端子台から入力トリガを受信したり、それらへスキャンアドバンスを送信できるものがあります。このセットアップでは、AUXトリガケーブルを使用します。DMMからのMC信号を、PXIスイッチのフロントパネルまたは端子台の外部トリガ入力端子に接続します。また、DMMのExt Trig In信号を同じPXIスイッチのフロントパネルまたは端子台のスキャナアドバンス端子に接続します。
NI-DAQmxを使用したPXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Hand.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
DMMからのAUXトリガケーブルがPXIスイッチのスロット4のフロントパネルまたは端子台に接続されている場合、「アドバンストリガソース」については「/PXI1Slot4/TrigIn」を、「アドバンス完了出力端子」については「/PXI1Slot4/TrigOut」を選択します。DMMの測定完了割当先とトリガソースは「外部」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したPXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Hand Ext.viを使用します。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
DMMからのAUXトリガケーブルが接続されているスイッチに対して、「niSwitchコミット」の前に、「niSwitchトリガ入力を接続」および「niSwitchスキャンアドバンス出力を接続」を追加します。「トリガ入力コネクタ」と「スキャンアドバンス出力コネクタ」については「フロントコネクタ」を選択します。「トリガ入力バスライン」についてはPXIトリガラインを、「スキャンアドバンス出力バスライン」については別のPXIトリガラインを選択します。すべてのスイッチの「トリガ入力バスライン」と「トリガ入力」については同じPXIトリガラインを選択します。また、すべてのスイッチの「スキャンアドバンス出力バスライン」と「スキャンアドバンス出力」についても同じPXIトリガラインを選択します。DMM構成の「測定完了割当先」と「トリガソース」については「外部」を選択します。
このセットアップでは、DMMの前面からSCXIバックプレーンへはSH9MD-AUXケーブルを使用します。SCXIバックプレーンはSCXI-1000、SCXI-1001、またはPXI-1010、もしくはPXI-1011の背面にあるスイッチに接続されています。DMMはSCXIスイッチを制御し、トリガを送信してスイッチのスキャンリストを進めます。詳細については、上記のバックプレーンのセクションを参照してください。この構成では、バックプレーンのAUX INとラベル表示された9ピンDINコネクタに挿入されているSH9MD-AUXケーブルを使用して、DMMがスイッチモジュールを制御、トリガします。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Sync.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
SH9MD-AUXケーブルがシャーシ1のモジュール4に接続されている場合、「アドバンストリガソース」については「/SC1Mod4/RearTrigIn」を選択します。SH9MD-AUXケーブルに接続されているモジュールを調べるには、「高電圧SCXIバックプレーン」セクションを参照してください。DMMの測定完了割当先は「外部」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi switch Sync Ext.viを使用します。
このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。これらのモジュールのプログラミングには、下記の「レガシープログラミング」セクションを参照してください。「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
「niSwitchトリガ入力を接続」を、SH9MD-AUXケーブルが接続されているスイッチの構成に追加します。SH9MD-AUXケーブルに接続されているモジュールを調べるには、「高電圧SCXIバックプレーン」セクションを参照してください。トリガ入力コネクタについては「後部コネクタ」を、トリガ入力バスラインについては「TTLn」を選択します。このSCXIトリガラインはすべてのスイッチに対するトリガ入力でも選択する必要があります。DMMの測定完了割当先は「外部」に設定する必要があります。SCXI-1000、SCXI-1001、PXI-1010では、SCXIトリガライン0および1のみが使用可能です。PXI-1011ではすべてのSCXIトリガラインが使用できます。
NI-SWITCHを使用したSCXI-1127/1128のレガシープログラミング
niSwitch Multi 27_28 Sync.viを使用します。
レガシープログラミングでは、シャーシは従来型NI-DAQで構成されます。「SCXI1::3,4」と入力して、シャーシ1のスロット3および4に取り付けたスイッチモジュールをスキャン操作に含みます。「1127/2-wire 32x1 Mux」トポロジを選択します。モジュールプロパティの「チャンネル」タブで、MAXでスキャンするモジュールの線式モード(単線式、2線式、または4線式)を選択できます。単一モジュールで通常行うのと同様にスキャンするチャンネルをスキャンリストに入力しますが、各エントリの前に「scx!mdy!」を付けてください。ここでのxはシャーシ番号を示し、yはスイッチモジュールのスロット番号を示します。トリガ入力には、DMMにケーブル接続されているモジュールの背面コネクタを設定する必要があります。DMMの測定完了割当先は「外部」に設定する必要があります。
このセットアップでは、NI DMMからSCXIスイッチへのAUXトリガケーブルを使用します。スイッチは別のデバイスによって制御されます。SCXIスイッチは、フロントパネルまたは端子台からの入力トリガを受信します。1台のSCXIスイッチのフロントパネルまたは端子台の適切な外部入力端子へDMMからのMC信号を接続します。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Sync.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
DMMからのAUXトリガケーブルがモジュール4のフロントパネルまたは端子台に接続されている場合、「アドバンストリガソース」については「/SC1Mod4/TrigIn」を選択します。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi switch Sync Ext.viを使用します。
このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。これらのモジュールのプログラミングには、下記の「レガシープログラミング」セクションを参照してください。「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
「niSwitchトリガ入力を接続」を、AUXトリガケーブルが接続されているスイッチの構成に追加します。トリガ入力コネクタについては「フロントコネクタ」を、トリガ入力バスラインについては「TTLn」を選択します。このSCXIトリガラインはすべてのスイッチに対するトリガ入力でも選択する必要があります。DMMの測定完了割当先は「外部」に設定する必要があります。SCXI-1000、SCXI-1001、PXI-1010では、SCXIトリガライン0および1のみが使用可能です。PXI-1011ではすべてのSCXIトリガラインが使用できます。
NI-SWITCHを使用したSCXI-1127/1128のレガシープログラミング
niSwitch Multi 27_28 Sync.viを使用します。
レガシープログラミングでは、シャーシは従来型NI-DAQで構成されます。「SCXI1::3,4」と入力して、シャーシ1のスロット3および4に取り付けたスイッチモジュールをスキャン操作に含みます。「1127/2-wire 32x1 Mux」トポロジを選択します。モジュールプロパティの「チャンネル」タブで、MAXでスキャンするモジュールの線式モード(単線式、2線式、または4線式)を選択できます。単一モジュールで通常行うのと同様にスキャンするチャンネルをスキャンリストに入力しますが、各エントリの前に「scx!mdy!」を付けてください。ここでのxはシャーシ番号を示し、yはスイッチモジュールのスロット番号を示します。トリガ入力には、DMMに接続されているモジュールのフロントコネクタを設定する必要があります。DMMの測定完了割当先は「外部」に設定する必要があります。
このセットアップでは、PXI/SCXIコンビネーションシャーシを使用します。PXI DMMは一番右のスロットに配置する必要があります。ただし、SCXIスイッチを制御、トリガするには、PXI DMMとSCXIスイッチの間にケーブルは不要です。コンビネーションシャーシでは、PXIシャーシの一番右のスロットにはSCXI通信に使用できる複数の内部ラインおよびSCXIトリガライン(SCXI Trig0およびSCXI Trig1)に接続された2本の内部トリガライン(TTL0およびTTL1)があります。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Sync.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。NI-DAQmxスキャンリストの構文/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
「アドバンストリガソース」については、任意のSCXIモジュールから「SCXI_Trig0」を選択します。この例では、「/SC1Mod1/SCXI_Trig0」を選択しました。DMMの測定完了割当先は、NI 407xについては「LBR Trig 0」に、NI 4060については「TTL0」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Sync Int.viを使用します。
このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。これらのモジュールのプログラミングには、下記の「レガシープログラミング」セクションを参照してください。「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
トリガ入力はすべて「TTL0」に設定する必要があります。DMMの測定完了割当先は、NI 407xについては「LBR Trig 0」に、NI 4060については「TTL0」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したSCXI-1127/1128のレガシープログラミング
niSwitch Multi 27_28 Sync.viを使用します。
レガシープログラミングでは、シャーシは従来型NI-DAQで構成されます。「SCXI1::1,2,3」と入力し、シャーシ1のスロット1、2、および3のスイッチモジュールにスキャン操作を行うようにします。「1127/2-wire 32x1 Mux」トポロジを選択します。モジュールプロパティの「チャンネル」タブを使用して、MAXでスキャンするモジュールの線式モード(単線式、2線式、または4線式)を変更できます。単一モジュールで通常行うのと同様にスキャンするチャンネルをスキャンリストに入力しますが、各エントリの前に「scx!mdy!」を付けてください。ここでのxはシャーシ番号を示し、yはスイッチモジュールのスロット番号を示します。トリガ入力は「TTL0」に設定する必要があります。DMMの測定完了割当先は「LBR Trig 0」に設定する必要があります。
このセットアップでは、NI 407xの前面からSCXIバックプレーンへのSH9MD-AUXケーブルを使用します。SCXIバックプレーンはSCXI-1000、SCXI-1001、またはPXI-1010、もしくはPXI-1011の背面にあるスイッチに接続されています。詳細については、「高電圧SCXIバックプレーン」セクションを参照してください。この構成では、バックプレーンのAUX INとラベル表示された9ピンDINコネクタに挿入されたSH9MD-AUXケーブルを使用して、NI 407xがスイッチモジュールを制御、トリガします。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Hand.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。
メモ:SCXIシャーシがPXI-1011でない場合、このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128と併用できません。これら2つのモジュールは、PXI-1011でのみ使用可能なSCXIトリガ「TTL 2」にアドバンス完了トリガを送信するのみです。SCXI-1127、SCXI-1128、SCXI-1129はスキャンするスイッチに含まれていますが、SH9MD-AUXにケーブル接続するモジュールにはできません。これらのモジュールは背面コネクタにアドバンス完了トリガを送信できません。
NI-DAQmxスキャンリストの構文
/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
SH9MD-AUXケーブルがシャーシ1のモジュール4に接続されている場合、「アドバンストリガソース」については「/SC1Mod4/RearTrigIn」を選択し、「アドバンス完了出力端子」については「/SC1Mod4/RearTrigOut/」を選択します。SH9MD-AUXケーブルに接続されているモジュールを調べるには、「高電圧SCXIバックプレーン」セクションを参照してください。NI 4060はこのセットアップでは使用できません。NI 407xの測定完了割当先は「外部」に、「トリガソース」は「Aux Trig 1」に設定する必要があります。この選択は、NI 407xに対してはNI-DMM 2.2以降でのみ使用可能です。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Hand Ext.viを使用します。
メモ: このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。スキャンするスイッチにSCXI-1129が含まれている場合、SH9MD-AUXケーブルに接続するモジュールとして設定することはできません。また、このモジュールはSAを背面コネクタに送信できません。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
SH9MD-AUXケーブルが接続されているスイッチに対して「niSwitchコミット」の前に、「niSwitchトリガ入力を接続」および「niSwitchスキャンアドバンス出力を接続」を追加します。SH9MD-AUXケーブルに接続されているモジュールを調べるには、「高電圧SCXIバックプレーン」セクションを参照してください。「トリガ入力コネクタ」と「スキャンアドバンス出力コネクタ」については「後部コネクタ」を選択します。すべてのスイッチの「トリガ入力バスライン」と「トリガ入力」については「TTL0」を選択します。すべてのスイッチの「スキャンアドバンス出力バスライン」と「スキャンアドバンス出力」には「TTL1」を選択します。このセットアップではNI 4060は使用できません。NI 407xの測定完了割当先は「外部」に、「トリガソース」は「Aux Trig 1」に設定する必要があります。この選択は、NI 407xに対してはNI-DMM 2.2以降でのみ使用可能です。
SCXIスイッチはフロントパネルまたは端子台間でトリガを受信/送信できます。このセットアップでは、AUXトリガケーブルを使用します。DMMからの測定完了ケーブルを、SCXIスイッチのフロントパネルまたは端子台の適切な外部トリガ入力端子(ext trig in)に接続し、DMMの「EXT TRIG IN」を同じスイッチのフロントパネルまたは端子台のスキャナアドバンス端子に接続します。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Hand.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。
メモ:SCXIシャーシがPXI-1011でない場合、このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128と併用できません。
NI-DAQmxスキャンリストの構文
/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
AUXトリガケーブルがシャーシ1のモジュール4のフロントパネルまたは端子台に接続されている場合、「アドバンストリガソース」については「/SC1Mod4/TrigIn」を、「アドバンス完了出力端子」については「/SC1Mod4/TrigOut/」を選択します。 DMMの測定完了割当先は「外部」に、「トリガソース」も「外部」に設定する必要があります。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Hand Ext.viを使用します。
メモ:このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
AUXトリガケーブルが接続されているスイッチに対して「niSwitchコミット」の前に、「niSwitchトリガ入力を接続」および「niSwitchスキャンアドバンス出力を接続」を追加します。「トリガ入力コネクタ」と「スキャンアドバンス出力コネクタ」については「フロントコネクタ」を選択します。すべてのスイッチの「トリガ入力バスライン」と「トリガ入力」については「TTL0」を選択します。また、すべてのスイッチの「スキャンアドバンス出力バスライン」と「スキャンアドバンス出力」については「TTL1」を選択します。DMM構成の「測定完了割当先」と「トリガソース」については「外部」を選択します。
このセットアップでは、PXI/SCXIコンビネーションシャーシを使用します。NI PXI-407xは一番右のスロットに配置する必要があります。この構成では、NI 407xのみがSCXIスイッチモジュールとのハンドシェイクを行えます。ただし、SCXIスイッチを制御、トリガするには、PXI DMMとSCXIスイッチ間のケーブルは不要です。
NI-DAQmxを使用したSCXIスイッチのプログラミング
DAQmx Multi Switch Hand.viを使用します。
NI-DAQmx環境でプログラミング可能なスイッチについては、表4を参照してください。
メモ: このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。
NI-DAQmxスキャンリストの構文
/Switch/channel1->channel2を使用して、スキャンする各モジュールのすべてのチャンネルをスキャンリストに入力してください。
「アドバンストリガソース」と「アドバンス完了出力端子」については任意のモジュールからそれぞれ「SCXI_Trig0」と「SCXI_Trig1」を選択します。この例では、「/SC1Mod1/SCXI_Trig0」と「/SC1Mod1/SCXI_Trig1」を選択しました。NI 4060はこのセットアップでは使用できません。NI 407xの測定完了割当先は「LBR Trig 0」に、「トリガソース」は「LBR Trig 1」に設定する必要があります。この選択は、NI 407xに対してはNI-DMM 2.2以降でのみ使用可能です。
NI-SWITCHを使用したSCXIスイッチのプログラミング
niSwitch Multi Switch Hand Int.viを使用します。
メモ: このプログラムはSCXI-1127またはSCXI-1128では使用できません。
「NI-SWITCH API使用時の複数のスイッチに対するスキャンリスト」セクションで説明したプロセスに従って、チャンネルをスキャンリストに入力してください。
すべてのスイッチの「トリガ入力」は「TTL0」に、「スキャンアドバンス出力」は「TTL1」に設定する必要があります。NI 4060はこのセットアップでは使用できません。NI 407xの測定完了割当先は「LBR Trig 0」に、「トリガソース」は「LBR Trig 1」に設定する必要があります。この選択は、NI 407xに対してはNI-DMM 2.2以降でのみ使用可能です。