2021年10月15日 – 当社は、9月24日に公表のありました、MBDを全国の自動車産業に普及するための組織である「MBD推進センター」にパートナー会員として参画いたします。
MBD推進センターは、全体最適で高度なモノづくりを手戻りなく高効率で行える、モビリティ社会の最先端の開発コミュニティの実現を目的として発足いたしました。活動内容は、2015年度より経済産業省主導のもとで「自動車産業におけるモデル利用のあり方に関する研究会*[2]」として実施し、とりまとめてきた、「SURIAWASE2.0*[3]の深化 ~自動車産業におけるMBDの産学官共同戦略的プロジェクトの方針~」を民間主体で継承したものとなります。
当社はパートナー会員として、グローバルで培った経験と、DIAdem、VeriStandなどの解析・試験ツールを通じて、作業とプロセスの自動化、高効率な開発、MBD人材育成をサポートいたします。
また、PXIハードウエアをベースとして、XIL(X-in-the-Loop)の各フェーズで様々な高精度シナリオの実装、フューチャー・プルーフなシステムの構築に貢献いたします。
「MBD推進センター」プレスリリース
MBD推進センターのプレスリリースは以下のURLにてご参照いただけます。
https://www.jambe.jp/uploads/20210924a.pdf
*[1] MBD (Model-Based Development: モデルベース開発): 設計開発活動において、実物の試作部品ではなくコンピュータ上で再現した「モデル」にその軸足を置いて活動を進めることで、性能構想、設計、部品試作やテストにかかる時間と手間を大幅に短縮/削減し、効率的に開発を行おうとする開発スタイルです。
*[2] 2015年11月に経済産業省が設置。活動内容や参加企業など詳細は下記参照ください。
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180404003/20180404003.html
*[3] 「SURIAWASE2.0」は、エンジニアリングチェーン全体で、企業間及び産学間のすりあわせ開発の高度化をMBDによって進める構想です。
NIは、人材、アイデア、技術が一体となって、問題を進歩的かつ創造的に解決しようとする人々が、人類の大きな課題に取り組むことができるようサポートしています。当社は、データ、自動化からリサーチ、妥当性確認まで、エンジニアと企業のお客様が「Engineer Ambitiously™」を日々実践するうえで必要とされる、個々のニーズに適したソフトウェア接続のシステムを提供しています。