テキサス州オースティン – 2018年2月26日 – エンジニアと科学者が世界最大のエンジニアリングの課題を解決できるようにするプラットフォームベースのシステムを提供するNI (Nasdaq:NATI) は本日、5G新規無線帯域 (NR) の3GPPリリース15仕様に準拠したサブ6 GHz帯5Gテスト基準ソリューションを発表しました。
6 GHz以下の商用5G NRの導入が迫っており、エンジニアはサブ6 GHz帯の5G RFコンポーネントおよびデバイスの開発を積極的に行っています。5G標準化の加速により、製品の迅速な市場投入が強く求められています。NIのサブ6 GHz帯5G NR基準ソリューションは、エンジニアが設計を迅速に特性化し、研究開発から製造テスト環境への移行をより簡単に行える、費用対効果に優れた高性能のテストオプションです。
NIの新しい基準テストソリューションは、新しい広帯域RFIC (特に3.3~4.2 GHzおよび4.4~5.0 GHz帯域で動作) のテストに適しています。エンジニアは、1 GHzの即時信号生成と最大6 GHzの解析帯域幅を含むPXIe-5840ベクトル信号トランシーバ (VST) を使用して、400 MHz以上の連続信号帯域幅で動作するデバイスをテストできます。NI VSTを使用するこのソリューションは、100 MHz NR信号で残留EVMのパフォーマンスが0.32% (-50 dB) 以上向上し、測定速度も向上します。
このソリューションの重要なコンポーネントは、3GPP仕様と連携して進化したNI-RFmx NR測定ソフトウェアです。NI-RFmx NR測定ソフトウェアの最新バージョンは、非スタンドアロンNR用に3GPリリース15の最初の公式仕様に準拠した5G NR波形および測定機能を提供し、エンジニアは15 kHz~120 kHzの柔軟な副搬送波間隔でOFDMAとDFT-s-OFDMの両方の搬送波集約波形をテストできます。
NIのRFおよびワイヤレステスト担当ディレクターであるJason Whiteは、「当社の5Gテスト向け新製品は、エンジニアが5Gテクノロジーをより迅速に市場に投入するのを支援する、NIの革新的な製品ラインの最新製品です。高性能RF測定機能を非常に高速で柔軟性のある測定ソフトウェアと組み合わせることで、製品開発の複数の段階で同じ計測器と測定科学を再利用して、エンジニアは市場投入までの時間を短縮し、測定の相関時間を短縮することができます」と述べています。
NIの5Gテスト用の新技術は、2G、3G、LTE-Advanced Pro、WiFi 802.11ax、Bluetooth 5などの測定ソフトウェアを含む、RFおよび半導体テスト用の包括的な製品ポートフォリオを補完します。さらに、エンジニアはNI VSTをDCからミリ波までの600以上のモジュール式PXI製品と併用して、包括的な半導体特性評価および製造テストシステムを構築できます。
5G NR規格およびNIソリューションの詳細については、www.ni.com/5g/nrを参照してください。
この新しい基準ソリューションは、新しい広帯域RFICS (特に3.3~4.2 GHzおよび4.4~5.0 GHz帯域で動作) のテストに適しています。
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NI (ni.com) は、現在だけでなく将来を見据えたエンジニアリングの課題解決をサポートする、高性能な自動テスト/計測システムを開発しています。NIのソフトウェア定義のプラットフォームは、モジュール式ハードウェアと拡大を続けるエコシステムから構成されており、このオープンなプラットフォームを採用することにより、優れたアイデアを具現化できます。